インドのタタモーターズは2023年10月6日、新型「ハリアー」と新型「サファリ」の予約開始を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「ハリアー」&「サファリ」公開
インドのタタモーターズは2023年10月6日、新型「ハリアー」と新型「サファリ」の予約開始を発表しました。予約金は2万5000ルピー(約4万4500円)です。
日本でハリアーといえばトヨタの高級SUVが知られ、サファリもかつて日産の本格オフローダーが記憶されるところです。
ただ、タタのハリアーおよびサファリは、それらとは縁もゆかりもないミドルサイズSUVです。
メカニズムにおいてハリアーの基本設計とサファリの基本設計は、ほぼ同じと思っていいでしょう。タタ傘下のジャガー&ランドローバーと共同開発した「OMEGARC」アーキテクチャーのもと、「R8」プラットフォームの進化版を採用しています。
2列シート5人乗りのハリアーに対して、サファリは3列シート6人乗り(2-2-2)または7人乗り(2-3-2)になっているのが特徴です。タタSUVシリーズのフラッグシップという位置づけで、デザインも上質な雰囲気になっています。
今回、マイナーチェンジを受けての新型発表となった両車で、ポイントは内外装デザインの変更とドライブサポートシステムの進化です。
外装は、バンパー形状はもとより、左右ヘッドライトが一文字につながったことで、より鋭く、先進的な雰囲気になりました。テールランプも同様で、左右が一文字につながるデザインです。
内装は、インパネ周りの上半分デザインがほぼ一新され、物理スイッチ数が大幅に減ったこともあり、よりスタイリッシュになりました。ステアリングデザインも変更されています。
新たに採用されたフル液晶デジタルメーターは速度などの車両情報はもとより、カーナビのマップを全面表示させることが可能です。
中央上部に設置のインフォテインメイトディスプレイは大型化が図られるとともに、ワイヤレスAndroid AutoおよびAppleCarplay接続、ALEXAをはじめとする音声アシスタントなど、コネクテッド機能が強化されました。
その他、アダプティブクルーズコントロールを備えたADAS(先進運転支援機能)、360度サラウンドビューシステム、ヒルホールドコントロール、スマートEシフター、デュアルゾーン全自動温度制御、緊急通報・故障通報システムなどが新たに採用されています。
一方、パワートレーンは従来通り。2リッターのディーゼルターボエンジンの最高出力は125kW(170PS)、最大トルク350Nmのままとなっています。