日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」は、同社初の全電気モデルを予感させるコンセプトカーを世界初公開しました。一体どのようなモデルとなるのでしょうか。
■日産の高級ブランド「インフィニティ」初のBEV
日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」は2023年10月12日、同社初の全電気モデル(BEV)を予感させるコンセプトカー「Vision Qe」を欧州で世界初公開しました。
現在のところ、このVision Qeについての詳細は公式に言及されておらず、確認できる情報は画像のみにとどまりますが、滑らかで流線的なルーフ形状を備えたモデルであることがうかがえます。
また、サイトウインドウの前後の中央にはカットラインが見られることから、前後に独立したドアを持つセダンあるいはSUVの可能性が高く、さらに車名の「e」からも電気モーターを動力として駆動するBEVとして作られていることが伝わります。
日産ではコンパクトカーの「リーフ」やSUV「アリア」、軽自動車「サクラ」など、数多くのBEVをこれまで開発・販売してきました。
日産以外の各ブランドにおいても最新の電動モデル登場が相次ぐなか、インフィニティブランドにおいてはそのようなBEVモデルは全く存在せず、むしろ比較的大型のSUVやセダン、あるいはクーペをラインナップとしてきたため、、昨今の時代にあわせたEVモデルの登場が待たれていました。
インフィニティは今回の発表について、このVision Qeに加えて数種類の新型モデルを2023年10月24日に発表すると予告しており、それらには将来市販化されるであろうモデルが登場する可能性も極めて高いとみられ、正式な発表に注目が集まります。