ヤマハが「ジャパンモビリティショー2023」での初公開を予告したフルオープンの新型「スポーツカー」のコンセプトモデルに対し、SNSでは様々なコメントが投稿されています。一体どのような内容なのでしょうか。
■ヤマハの初公開した「オープンカー」に注目集まる
ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は2023年10月11日、東京ビッグサイトで10月28日から一般公開される第1回「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」の出展概要を公表し、フルオープンの新型「スポーツカー」のコンセプトモデルを世界初披露すると発表しました。
同車はフロント2輪・リア1輪で構成されるスポーティなトライクで、その斬新なデザインと車体構造からSNSでは様々なコメントが投稿されています。
ヤマハが発表した世界初披露のコンセプトカーの名は「TRICERA(トライセラ)」。
新しい操縦する悦びを探求した斬新な3輪パッケージを採用したスポーツEVで、フルオープンならではの圧倒的な解放感とドライビングの愉しさを体験できる、全く新しいモビリティの提案だといいます。
世界に存在する他の3輪スポーツカーとは大きく異なる同車ならではの特徴は、前後輪が独立して操舵可能される「3WS」を採用したところにあり、低速時には前輪と後輪が逆位相に向くことで車体の旋回性能が向上。また高速時には前輪と後輪が同位相に動いて、安定した車体の動きを実現します。
さらに、この後輪操舵機能は手動で動きを制御することも可能なので、ユーザーの好みに合わせたハンドリングや操作性を選択することで新たなドライビングの楽しみを発見することも可能です。
そんなトライセラのスタイリングは、バイクも製造するヤマハらしい“機械特有の美しさ”を持つディテールで、クルマ好きなら思わず運転したくなるマシン感を強調したデザイン。
空気抵抗の少なそうな流麗な車体を取り囲むように配置された3つの車輪や、スポーティな小さなウインドシールド、そして低く構えた2座のシートなど、見るからに運動性能の高そうなトライセラについて、SNSでは様々な意見が寄せられています。
「カッコよすぎでしょ」「さすがデザインのヤマハ」「これは乗ってみたい!」「EVの時代になっても、乗り物の愉しさを追求していく姿勢が好きです」など、スタイリングやコンセプトの良さを評価するコメントが多く見られたほか、「後輪も操舵できるの!?」「後輪操舵という視点は他のメーカーには無かった」と、前輪と後輪を別々に操舵できる3WSというアイデアに驚いた声も。
また、「人機官能を謳うヤマハだけに、市販化されれば楽しいマシンになるはず」「是非とも販売してください!」といった市販化を強く求める投稿のほか、「EVであってもヤマハの官能的なサウンドを響かせてほしい」などの、ヤマハのバイクファンらしい要望も寄せられました。
※ ※ ※
ヤマハは、乗り物が「自動運転化」に向かう今だからこそ、あえて「人間が操縦することがもたらす感動」を探求したいとコメントしています。
「運転する楽しみ」をこよなく愛するクルマ好きとバイク好き、その両方からの熱い視線がトライセラに集まっており、JMS2023のヤマハブースでの実車初公開に期待が高まっているようです。