2023年10月4日、ホンダのメキシコ法人は、高級ブランド「アキュラ」から新型「インテグラ タイプS」を正式発売したと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ド迫力!アキュラ新型「インテグラ タイプS」発表
2023年10月4日、ホンダのメキシコ法人は、高級ブランド「アキュラ」から新型「インテグラ タイプS」を正式発売したと発表しました。
インテグラは1985年に初代がデビューし、北米においても翌1986年のアキュラブランドの立ち上げとともに導入されたモデルです。
ボディタイプは歴代の各モデルで異なり、セダン・クーペ・ハッチバックなどがありました。また、本格スポーツモデルである「タイプR」も用意されていました。
2001年登場の4代目(DC5型)が2007年に販売を終了すると、その後しばらく同名を冠するモデルはラインナップから消滅するも、北米をはじめ中国などの海外市場では2022年に復活を果たしました。
15年ぶりの復活を果たした現行モデルは5代目で、セダン形状に近い5ドアのハッチバックになりました。
今回メキシコで販売が開始された新型インテグラ タイプSは、この5代目インテグラの内外装やパワートレインに手を加え、走行性能を向上させたスポーティなモデルです。
エクステリアは、タイプS専用の大型ダイヤモンドペンタゴングリルの採用や大型ロアグリル、エアインテーク付きアルミボンネットを装備し、そのパフォーマンスをアピールする顔つきに。リアには、初の大型センター出し3本マフラーや、グロスブラックのディフューザーとトランクリッドスポイラーを採用し、本格的なスポーツカーのようなデザインに変化しています。
また、サイドにはワイドフェンダーが装備され、標準のインテグラよりもワイドボディ化(2.8インチ)とワイドトレッド化が行われ、路面追従性能と高速安定性能の向上を測っています。
足元には、スーパースポーツカー「NSX」にインスパイアされたという専用デザインの10本スポーク19インチホイールを装備するほか、エクステリアの各部には3代目(DC2/DB8)を彷彿とさせる車名ロゴの刻印があしらわれ、歴代モデルを意識したデザインとなっています。
インテリアには、「ウルトラスエード」を用いた専用フロントスポーツシートを装備するほか、ステアリングと専用シフトノブには、カラーステッチや「タイプS」ロゴがあしらわれるなど、スポーティかつ高級感漂うデザインです。
パワートレインは、インテグラ史上最もパワフルという最高出力320馬力・最大トルク422Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒「K20C」型ターボエンジンを搭載。これに組み合わされるトランスミッションは、ショートストロークの6速MTで、駆動方式はFFです。
さらに、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)や、パフォーマンスチューンされた「アダプティブダンパーシステム」、13.8インチの大型2ピースフロントローターとブレンボ製4ピストンアルミニウムキャリパーを標準装備し、総合的に戦闘力を高めました。
ボディカラーは、アキュラタイプSモデルに用意されるアンバー パールと、プラチナホワイト、シュプリームブラックの3色を用意。
価格は、109万9900メキシコ・ペソ(約913万円)からです。