日産豪州法人は2023年10月18日、新型SUV「キャシュカイ(e-POWERモデル)」を発表しました。2024年第1四半期の発売を予定しています。
■「e-POWER」搭載モデルを設定
日産オーストラリア法人は2023年10月18日、新型「キャシュカイ(e-POWERモデル)」を発表しました。
同市場では、日産の電動化技術「e-POWER」を搭載した第2弾モデルとなります。
キャシュカイは2006年に登場したSUVで、2021年までに全世界で500万台以上が販売された主力モデルです。初代が日本においても「デュアリス」の名称で販売されていました。
現行型は2021年2月に発表された3代目で、CMF-Cプラットフォームの採用による走行性能の向上や、先進運転支援システム「プロパイロット」が設定されました。
エクステリアは最新の日産デザイン「Vモーション」や、「エクストレイル」などとも共通する鋭いヘッドライト、ウインドウ上部がブラックとなる「フローティングルーフ」2トーン塗装などが採用されました。
インテリアでは、初代から設定されている大面積のガラスルーフや、キルティングが施された上質な仕上げのシートなどが装備され、高級感が高められています。
ボディサイズは全長4425mm×全幅1835mm×全高1625mm、ホイールベースは2665mmです。
パワートレインは1.3リッターガソリンターボエンジン+マイルドハイブリッドで、組み合わされるトランスミッションはエクストロニックCVTです(一部市場では6速MTもあり)。駆動方式はFFです。
今回は、パワートレインにe-POWERを搭載するモデルが新たに用意されました。これは「エクストレイル」に続く第2弾だといいます。
搭載されるユニットは1.5リッター3気筒ターボエンジンにモーター+大容量バッテリーを組み合わせ、システム最大出力140kW(約190馬力)・最大トルク330Nmを発揮します。
なお、エンジンは可変圧縮比機能「VCターボ」を採用しており、バッテリーの充電状態や運転状況に応じて圧縮比が変化することで、高出力化と低燃費を両立しています。
新型キャシュカイ e-POWERの価格は5万1590オーストラリアドル(約487万円)に設定されています。