2023年10月28日から一般公開される「ジャパンモビリティショー2023」ですが、トヨタは先駆けて「TOYOTA JMS PROLOGUE」という事前イベントを開催。そこでは、トヨタがタイ、インドネシア、フィリピンなどでお披露目してきた「IMV0」の実車が展示されていました。
■トヨタが話題の「IMV0」を日本初公開!
2023年10月19日にトヨタは「ジャパンモビリティショー2023」に先駆けて「TOYOTA JMS PROLOGUE」という事前イベントを開催しました。
そこでは、トヨタがタイ、インドネシア、フィリピンなどでお披露目してきた「IMV0」の実車が展示されていました。
2023年10月26日から11月5日(一般公開)にかけて開催される「ジャパンモビリティショー2023」においてトヨタは、「クルマの未来を変えていこう-Find Your Future」をテーマにブース出展を行います。
そこではトヨタがこれまで提唱してきた「Mobility for All」の精神に基づく様々なモビリティが展示される予定です。
そのトヨタブースで、ひと際目立つ形で展示されるのがIMV0となり、「魅力的な商品を求めやすい価格で提供する」というIMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)の原点に立ち返るモデルとして誕生しました。
世界初公開されたのは、2022年12月にタイで行われた「タイトヨタ60周年式典」です。
その後、2023年8月上旬の「インドネシア国際オートショー2023」では同市場向けに「ランガ」という名で披露。同月22日にトヨタ・モーター・フィリピンの「設立35周年式典」では「タマラオ」として披露されています。
IMV0はピックアップトラックをベースにしながら荷台部分を用途に応じて自由にカスタマイズできるモデルです。
実際にタイではレースで使用するペースカー仕様、インドネシアやフィリピンではカフェ仕様や救急車仕様などが公開されました。
そんなIMV0がジャパンモビリティショー2023で日本初公開されると言い、事前イベントでは荷台に何も積んでいないベース仕様を展示しています。
このIMV0について担当者は次のように話しています。
「IMV0はガソリン車、ディーゼル車そしてAT/MTと様々な仕様が各国で用意されます。
また車名は『ハイラックス・ランガ』や『ハイラックス・タマラオ』という形でその国や地域で親しまれている車名が使われます。
今回のジャパンモビリティショー2023ではインドネシアのコーヒーショップオーナーと共同で開発した移動式車(ランガ)を展示する予定です。
またブースの来場が楽しめるガチャポンを載せる車両にもIMV0が使われており、その景品にもカラフルなIMV0が入っています」
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このような特徴があるIMV0ですが、日本導入は無いのでしょうか。
以前にトヨタのCV Company Presidentの中嶋裕樹氏は「IMVシリーズを使っていただけるお客さまに寄り添うという原点に戻ったクルマとしてIMV0を開発してきました。まずはタイを皮切りにアジアやそのほかの新興国で展開して需要を見ていきたいです。そしていつかは日本にも入れたいですね」と語っていました。
そして今回の事前イベントでも「日本に入れたらウケますよね」とコメントするなど、将来的な日本導入の可能性は高そうです。
また前出の担当者は「日本に入れる場合の車名は悩みますね」と話しており、筆者からはハイラックスとIMV0を掛け合せた「ハイラックス-零」という提案をしておきました。
果たして一般ユーザーからの反響はどうなるのか、ジャパンモビリティショー2023のトヨタブースで実車を見ることが出来ます。