2023年10月18日から22日にかけてインドネシア・スマランで開催された「インドネシア国際オートショー2023」で、ダイハツのインドネシア法人は、「セニア」の新たな限定車となる「セニアLimited Edition」を実車展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ダイハツの新型ミニバン「セニア」実車展示
2023年10月18日から22日にかけてインドネシア・スマランで開催された「ガイキンド(GAIKINDO・インドネシア自動車製造業者協会)インドネシア国際オートショー2023」で、ダイハツのインドネシア法人は、MPV(日本でいうミニバン)の「セニア」の新たな限定車となる「セニアLimited Edition」を実車展示しました。
セニアは、トヨタと共同開発される7人乗りMPVです。2004年に初代モデルが登場。現在販売されているのは2021年に登場した3代目で、トヨタからは「ヴェロズ」や「アヴァンザ」などという名称で販売されています。
インドネシアで販売される3代目セニアのボディサイズは全長4395mm×全幅1730mm×全高1690-1700mm。日本に存在するクルマで言えばトヨタ「シエンタ」より一回り大きいサイズ感です。
最低地上高は195-205mmとかなり高めに設定されているほか、後席はヒンジドアが採用されており、このようなパッケージのクルマは国内には存在しません。
エクステリアは、SUVのようなタフ感を感じる角張ったデザイン。クラスを超えた上質感を感じます。
インテリアは、赤いアクセントが印象的なスポーティな仕上がりです。サイズ感を感じさせない広々とした空間が広がります。
パワートレインは、最高出力97.9馬力・最大トルク12.4kg.mを発揮する1.3リッターエンジンと、最高出力106馬力・最大トルク14.1kg.mを発揮する1.5リッターエンジンの2種類。組み合わせるトランスミッションはそれぞれ5速MTもしくはCVTを選べます。
今回実車が展示されたのは、そんなセニアに、「スポーティルック」をコンセプトとしカスタマイズを施した新たな限定車となる、セニアLimited Edition。2023年8月10日に発表されたモデルで、インドネシア国際オートショー2023の会期中のみ販売されます。
1.3リッターエンジン搭載モデルの上位グレードとなる「1.3 R ADS CVT」をベースに、レッドアクセントグリルやブラック塗装のサイドミラー、シャークフィン、ホイールを装備するほか、ボディ下部に赤いアクセントを追加しスポーティな印象を高めています。
発表時、ダイハツのインドネシア法人で販売業務を担当するヘンドラヤディ・ラスティヨソ氏はセニアLimited Editionについて以下のようにコメントしていました。
「インドネシア国際オートショー2023でセニアLimited Editionが来場者にとって魅力的な選択肢となることを期待しています。
主力車両としてセニアは、多くのお客様に支持されています。これは2004年から現在までセニアが70万台以上販売されているという事実によって証明されています」