スズキが、試作車両「スペーシアコンセプト」「スペーシアカスタムコンセプト」を「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」のブースに展示します。この車両に対する既存のスペーシアオーナーの反応を調べました。
■コンセプトカーへのスペーシアオーナーの反応は?
スズキが、「スペーシア」のコンセプトカー2台を「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」で世界初公開します。外観はいかにも「次世代」といった感じですが、どのようなモデルなのでしょうか。
10月25日(一般公開は28日)から11月5日にかけて、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれるジャパンモビリティショーで、スズキは「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」をテーマに試作車両「スイフトコンセプト」など11台の四輪車や、5台の二輪車などを展示します。
その中でも気になるのが、スペーシアのコンセプトモデル2台です。これらは世界初公開といいます。
スペーシアは、2013年に登場した軽スーパーハイトワゴンで、現行モデルは2017年12月に発売された2代目です。
ライバルは、乗用車で販売台数1位を誇るホンダ「N-BOX」、2019年に現行モデルが登場したダイハツ「タント」などが挙げられます。このうちN-BOXは、2023年10月にモデルチェンジしています。
今回披露される「スペーシアコンセプト」は、全体的な形状は現行モデルと似ているものの、フロントデザインは若干落ち着いたものとなっています。
スズキは「個性的なスタイルと広い室内空間を持つスペーシアに『日常をもっと楽しく便利に快適に!』の想いを詰め込んだコンセプトモデル」と説明します。
もう一つの「スペーシアカスタムコンセプト」はエアロタイプです。フロントデザインはより派手な形状に。キーワードとして「上質感」と「華やかさ」が挙げられています。
また後席には、座面の前方に「マルチユースフラップ」をスズキとして初採用し、快適性を向上させています。
あくまでコンセプトカーであるこの2台ですが、スズキはこれまでもコンセプトカーによく似た量産車を発表した過去があります。典型的なのが2019年の東京モーターショーに出展した「ハスラーコンセプト」です。これは、その数か月後の2020年1月に新型「ハスラー」としてほぼ同様のモデルが発売されました。
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そんな「スペーシアコンセプト」について、過去にスペーシアを所有していた人の反応を見てみると、「俺のライフスタイルなら、これで十分」というコメントが上がっていました。また、他社の軽ワゴンドライバーからは「このデザインはいいね」という声も出ています。
一方で、ユーザーによっては「洗車がやりやすいと助かる」「ドアの開閉はボタンなのかな? 暗いと見えないんだよね」などの声も出ていました。とはいえ、デザインはなかなか良い評価を得ているようです。