マツダ「RX-7」は世界的に根強いファンが多く存在します。今回、アメリカのオークションで発見されたのは、1994年式の極上個体です。
■走行距離はわずか1万kmあまり! RX-7の極上個体が驚きの金額
マツダ「RX-7」は世界的に根強いファンが多く存在します。
今回、アメリカのオークションで発見されたのは、1994年式の極上個体です。
RX-7は初代(1978年)、2代目(1985年)、3代目(1991年)とモデルチェンジを繰り返してきました。
他のスポーツカーと一線を画すデザインやマツダのアイデンティティとなるロータリーエンジンを搭載したRX-7は、多くのファンの心を掴み、今でもその人気は衰えることがありません。
今回、アメリカのオークションで発見された個体は、1994年式の「R IIグレート」と呼ばれるものです。
エクステリアカラーは「シルバー・ストーン・メタリック」という洗練されたカラーで、クルマの美しい流線型のフォルムを一層際立たせています。
R IIパッケージには、特別なエアロパーツや、性能向上のための装備が豊富に追加されており、見る者の目を引きつける存在感があります。
特にリアデッキリッドスポイラーやフロントリップスポイラーなど、外装をよりスポーティな仕上がりにする専用のエアロパーツが多数追加されています。
さらに、フロントのショックタワーサポートや特別なサスペンションのチューニング、ツインオイルクーラー、フロントブレーキエアダクトなども搭載されています。
これらの装備はRX-7のハンドリングや安定性をより一層向上させ、サーキットなどのスポーツ走行の場面でも、高いパフォーマンスを発揮することを可能としています。
クルマの中心となるのは、1.3リッターワンケルロータリーエンジンです。このエンジンは、連続ツインターボを搭載しており、新車時には255馬力と217 lb-ftのトルクを誇っていました。
外装の状態は非常に良好で、年月を経ていることをを感じさせないほどのコンディションです。特に、ボディの光沢感やポップアップヘッドライトのクリアな状態は、愛情を持って手入れされてきたことが伺えます。
インテリアも高級感あふれるブラックのマイクロスエードが使用されており、その質感や縫製の美しさが際立っています。
また、シートやダッシュボードの状態も良好で、使用感はほとんど感じられません。これらの点からも、この個体がいかに大切にメンテナンスがされてきたかがわかります。
このRX-7は、内外装ともに極上なコンディションであることに加えて、走行距離がわずか1万1265kmと低走行距離を維持しています。
そのことから、アメリカのオークションにて驚きの14万8000ドル(約2215万円)という価格で落札されました。
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1990年代の国産スポーツカーは、アメリカでの「25年ルール」の影響を大きく受けており、RX-7も例外ではありません。
このルールにより、生産から25年以上経過した車両の多くの規制が免除されるため、かつての日本車がの取引価格が世界的に高騰しています。