英国の自動車メーカー「BAC」は、フラッグシップモデルであるシングルシーターのスポーツカー「Mono」の新モデルを発表。このクルマについて様々な反響が集まっています。
■公道も走れる「Mono」の新モデルに称賛の声
英国の自動車メーカー「BAC」は、2023年8月17日から3日間にわたり米カリフォルニア州で開かれた「モントレー・カー・ウィーク2023」で、シングルシータースポーツカー「Mono」の新モデルを発表しました。
1か月後の9月18日には、1号車が納品された同車について、様々な反響が集まっています。
英国に本拠を置く自動車メーカー「ブリックス・オートモーティブ・カンパニー(BAC)」。同社の生産する、非常に個性的なスポーツカーがMonoです。
同車は、車体の真ん中に運転席を配するシングルシーター(1人乗り)のスポーツカーです。運転席上部は窓ガラスなどはなく、むき出し。ハンドルも完全なレーシング仕様で、一見するとただのフォーミュラカーにしか思えません。
しかし、フロント部分にバックミラーやヘッドライトらしき装備がある点からも分かるように、本車両はサーキットだけでなく、公道走行も想定されています。
もともと、10年以上前から改良と生産が続けられているMonoですが、モントレー・カー・ウィーク2023では、その新モデルが登場しました。
パワートレインは、最大出力320馬力・最大トルク約31.9kgf-mを発揮する2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンと6速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせ搭載。車両重量は570kgという軽さです。
そのためパワーウェイトレシオは、1t当たりに換算すると546馬力にもなります。そのため、加速能力も素晴らしく、停止状態からわずか2.7秒で時速60マイル(時速約96km)に到達します。
重量配分はフロント41%、リア59%という、ややリア寄りのバランスになっています。これにより、機敏ながら落ち着いたアプローチを発揮するそうです。
今回の新モデルは、デザインが微調整されており、より洗練されたインテークシステムやリアスポイラーを備えています。
9月18日に初めて顧客に引き渡されたMonoは、輝くような銀色をベースに、黒色と青緑色を加えたカラーリングでした。
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見た目のインパクトも絶大なMono。本車両について、他の人の反応を伺ってみました。
すると「カッコイイね!」「ここまで軽いとは……」「NAエンジンなのは面白い」といったコメントが多くありました。
その他「バッドマンの車両っぽいな」「普通にフォーミュラカー」といったコメントに加え「一人でドライブするのも楽しそう」などの意見もありました。