マツダは第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」で、新型スポーツカーのコンセプトモデル「アイコニックSP」を世界初公開しました。マツダ独自技術であるロータリーエンジンを搭載しているのが特徴です。
■マツダが「ロータリー」スポーツカーを復活
マツダは2023年10月25日、新型スポーツカーのコンセプトモデル「MAZDA ICONIC SP(マツダ・アイコニックSP)」を、第1回「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」で世界初公開しました。これに対し、早速SNSなどで反響が集まっています。
新型アイコニックSPは、ロータリーエンジンを搭載した次世代2シータースポーツカーのコンセプトモデルです。
マツダのJMS2023の開催テーマは、「『クルマが好き』が、つくる未来。」。今回、この開催テーマを象徴するのが、世界初公開された新型アイコニックSPです。
2人乗りのクーペボディに、水素など様々な燃料を燃やせる拡張性の高いロータリーエンジンを活用した「2ローターRotary-EVシステム」を搭載しています。
最高出力は370PSで、カーボンニュートラル燃料で発電するとともに、搭載バッテリーも再生可能エネルギー由来の電力で充電すると、実質カーボンニュートラルでの走行が可能です。
ロータリーエンジンは、1967年に「コスモスポーツ」で量産化に成功して以来、マツダ独自のエンジン技術として発展。
1977年に登場した2ドアスポーツカー「RX-7」に搭載されて以降は、主にスポーツモデル用の高性能パワーユニットとして支持を集めてきました。
3世代続いたRX-7が2002年に終了後、実質的な後継車である4シーター・4ドアのスポーツクーペ「RX-8」が2003年に発売されましたが、2013年には販売を終えています。
アイコニックSPのスタイリングは、往年の3代目RX-7(FD-3S)と、初代「ロードスター」(ユーノスロードスター)を思わせるプレーンなラインをミックスしたような、流麗なフォルムが特徴です。
ボディサイズは、全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mm、ホイールベース2590mm。車両重量は1450kgです。
このアイコニックSPに対し、SNSでは「やりおったな」「ロマンの塊だなー」「いいじゃないマツダ、上手だなあ」など、驚きと歓迎の投稿が並びました。
また、「めっちゃカッコイイ。RX-7とロードスターをめっちゃ上手く掛け合わせた感じ」「ヌルンとしていてグラマラス」「思ったより大きい! びっくり」といった感想も。
さらに、「価格にもよるけど久しぶりに欲しい!ってクルマが出てきました」「このコンセプトは実現してほしい」など期待する声もありましたが、「カッコいいけどマツダだから市販車は出ないでしょ」と一歩引いた投稿もありました。
「とりあえず現物を見てみたい」「とにかくモーターショーは見に行かないとな」といった声もあり、直接、展示会場へ足を運ぶ予定の人もいるようです。
※ ※ ※
ジャパンモビリティショー2023は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。一般公開は10月28日から11月5日まで。コンセプトカーの新型アイコニックSPは、マツダブースで一般公開される予定です。