メルセデス・ベンツ日本は2023年10月25日、第1回「ジャパンモビリティショー」で新型「コンセプトEQG」を日本初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「ゲレンデEV」日本初公開!
メルセデス・ベンツ日本は2023年10月25日、開催中(一般公開は28日)の「ジャパンモビリティショー2023」において、新型「コンセプトEQG」を日本初公開しました。
コンセプトEQGは本格四輪駆動車「Gクラス」のEVモデルを示すコンセプトカーです。
メルセデス・ベンツ「Gクラス」は、1979年に登場した軍用向け四輪車を源流とする本格四輪駆動車です。現行型(W463A)は2018年1月に発表されました。
コンセプトEQGはこの現行GクラスをベースにしたEVコンセプトモデルで、2023年9月5日にドイツで開催された「IAAモビリティ2021」で、今後のラインナップ電動化を示すとともに世界初公開されていました。
その後、日本では披露されていませんでしたが、2年越しの公開となりました。
エクステリアはこれまで踏襲されてきたGクラスのデザインを受け継ぎ、ひと目でGクラスと分かるものとなっています。
一方で、ボディカラーはブラック/シルバーの特徴的なツートンカラーを採用。側面中央に装備されているモールはイルミネーションを内蔵し、視覚的に目立つデザインです。
また、通常モデルでフロントグリルが装着される部位は、メルセデス・ベンツが展開しているEVモデル各車と共通するブラックパネルを備え、中央部には3D効果のあるイルミネーションスターをアクセントとして用いました。
さらに、パネル周囲にはイルミネーションが配されたほか、Gクラスの特徴である丸いヘッドライトの周囲にもデイタイムランニングライトを装備するなど、様々なライトを装備することで先進感を表現しています。
リアは、通常モデルのテールゲートに装備されるスペアタイヤカバーが廃止され、代わりに白いアクセントイルミネーションを装備する収納ボックスを装着しています。
シャシはGクラス同様に堅牢なラダーフレーム構造を持ち、独立懸架サスペンションやリアのリジットアクスルなど、オフローダーとして妥協なく仕上げたといいます。
パワーユニットは4輪それぞれに個別制御可能なモーターを配し、バッテリーはラダーフレーム内に組み込むことで低重心化を図っています。また、2段副変速機も設け、Gのオフローダー要件を持たすと説明しています。
なお、このコンセプトEQGは市販モデルの名称が明らかにされていませんが、メルセデス・ベンツ日本は2024年に電動化されたGクラスが市販されることが明かし、日本への導入も検討がなされているようです。