BMWは、新型「XM Label」および限定モデルの新型「XM Label Red」を発売しました。両車は歴代のMモデルにおいて最強の出力を誇るモデルだといいます。
■サーキットも攻められる最強の「巨大SUV」新登場
2023年10月27日、BMWはハイパフォーマンスSUV「XM」のラインナップに出力をより向上させた新型「XM Label」および限定モデルの新型「XM Label Red」を追加し、販売を開始しました。
XMは、BMWのグループ会社でハイパフォーマンスモデルを手掛ける“BMW M社”の50周年記念モデルとして2022年9月に発表され、2023年1月から販売がスタート。
これまでBMW M社が開発を担当してきた、3シリーズベースの「M3」や5シリーズベースの「M5」のようないわゆる“Mモデル”とは違い、ベース車が存在しない完全な新規車種で、このような開発経緯を持つモデルはスーパースポーツカーの「M1」以来約40年ぶりという特殊なモデルです。
エクステリアは、BMWのSUV(BMWはSAVと呼称)らしく大胆でダイナミックな造形が大きく目を引くもので、上下2つに分離したヘッドライトや超大型のキドニー・グリル、さらにその下に配置された巨大なエアインテークが圧倒的な存在感を発揮します。
今回発表されたXM Labelのボディサイズは、全長5110mm×全幅2005mm×全高1755mmで、ホイールベースは3105mm。
パワートレインは、最高出力585馬力を発揮するV型8気筒ガソリンターボエンジンに、197馬力のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車で、システム最高出力は748馬力・システム最大トルクは1000Nmに到達。
この最高出力は、これまでラインナップされていた通常モデルのXMのシステム最高出力から約100馬力ほどパワーアップされており、また歴代のMモデルにおいても最強の出力を誇るといいます。
このパワーユニットに全輪駆動システム「MxDrive」と8速の「ステップ・トロニック・トランスミッション」が組み合わされ、0-100キロ加速は4.3秒を実現しています。
そして今回XM Labelと同時に発売されたXM Label Redは、専用の内外装色に鮮烈な印象のレッド・アクセントを施した全世界限定500台が販売され、日本限定15台の特別モデル。
注文の受付はBMW公式ウェブサイト内の専用ページにおいて、2023年11月8日(午後11:59)まで実施され、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により当選者を決定するといいます。
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今回発表されたXM LabelおよびXM Label Redの車両価格(消費税込)は、XM Labelが2420万円から、XM Label Redが2600万円からです。
また、納車開始は、2023年末に開始される予定です。