2023年10月28日、ソニー・ホンダモビリティは、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で新型「AFEELA(アフィーラ)」を一般向けに初披露しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ソニー・ホンダ新型「アフィーラ」初の一般公開
2023年10月28日、ソニー・ホンダモビリティは、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で新型「AFEELA(アフィーラ)」を一般向けに初披露しました。
ソニー・ホンダモビリティは、「高付加価値のエレクトリック・ビークル(EV)」の販売とサービスを行う新会社として、資本金100億円(出資比率ソニーグループ50%、ホンダ50%)で設立された自動車メーカーです。
代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)はホンダ専務執行役員の水野泰秀氏、代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)はソニーグループ常務でソニーモビリティ代表取締役社長兼CEOでもある川西泉氏が務めています。
そんなソニー・ホンダモビリティの記念すべき第一号車が、新型アフィーラです。プロトタイプモデルは、2023年1月5日に「CES 2023」の会場ですでに世界初公開されていました。
今回JMS2023で披露されたクルマも、そこに展示されていたプロトタイプそのもので、この世にこれ1台しか存在しないという貴重なモデルです。
ボディタイプはセダン。駆動にはモーターを使用するBEV(バッテリーEV)です。
ボディサイズは全長4895mm×全幅1900mm×全高1460mmと、15代目「クラウン」ほどのサイズ。ホイールベースは3000mmのAWD仕様となっています。
特定条件下での自動運転機能レベル3搭載を目指すと同時に市街地などより広い運転条件下での運転支援機能レベル2+の開発にも取り組むほか、最大800TOPSの演算性能を持つハードウェアには「Qualcomm Snapdragon Digital Chassis」のSoCを採用予定です。
エクステリアは角が一切ない、エレガントでシンプルなデザイン。Dピラーがなだらかにリアまで下る“クーペセダン”のようなシルエットです。
また、フロントフェイスには、前後のライトと合わせて横一文字に配されている「メディアバー」が装備されており、ここには現在のバッテリー残量やその日の天気の情報、またアニメや映画の映像の一部まで様々な情報を流すことが可能です。
インテリアは、ダッシュボード上に横長3枚、電子ドアミラーの表示を含めると5枚のモニターが並び、最新のEVらしい近未来的な雰囲気となっています。ここでは音楽や映画、またプレイステーション5のゲームも楽しめるといいます。
また、ステアリングもバイワイヤ方式が前提の「ヨークタイプ」となっています。
そんな新型アフィ―ラは2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは2026年春に北米から開始、日本へは2026年中を予定しているといいます。
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新型アフィ―ラについて、2023年10月17日にも行われた「Meet AFEELA」で、川西氏は以下のようにコメントしています。
「新型アフィ―ラは、ユーザーに届けたい価値として、Autonomy(進化する自律性)、Augmentation(身体、時空間の拡張)、Affinity(人との協調、社会との共生)をコンセプトとしており、その頭文字を取り『3A』と定義しました。
より新型アフィ―ラに愛情をもっていただけるよう、ガジェットのように使っていただくためにモビリティ開発環境のオープン化も行います。
新型アフィ―ラは、JAPAN MOBILITY SHOW 2023で、日本で初の一般公開を行います。日本の皆様にも実際に見ていただき、応援していただけたらと思います。
第一弾はセダンタイプですが、今後は別のボディタイプも検討していきたいと思っています」
新型アフィ―ラを皮切りに、今後様々なクルマを展開していくであろうソニー・ホンダモビリティの動向に注目です。