米国日産は、SEMAショー2023でラリーカーをオマージュした「Z」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ラリーカーをオマージュした「Z」がスゴい!
日産の米国法人は、2023年10月31日から開催される「SEMAショー2023」で、「サファリラリーZトリビュート」を世界初公開しました。
このサファリラリーZトリビュートは、2022年にデビューした7代目「Z(日本名:フェアレディZ)」をベースにトミー・パイク・カスタムズがカスタマイズを手掛けました。
1971年のサファリラリーで優勝した「ダットサン240Zラリーカー」をオマージュし、オフロードにおいても、サーキットと同じく爽快な走りを実現するスポーツカーをイメージしたといいます。
サウスカロライナを拠点とするトミー・パイク・カスタムズは、頑丈でどこにでも行けるZにカスタマイズするため、リフトアップサスペンションを装備するとともに、堅牢性を高め、さらにそれに見合ったドライビングライトや耐久性、性能の向上を実施。
KW製サファリサスペンションとNISMO製サスペンションパーツを装着することで車高を2インチ(50.8mm)上げ、17×7.5インチのNISMO製サファリホイール(プロトタイプ)に、ダート走行に適したヨコハマGEOLANDAR M/T G003タイヤを装着しました。
パワートレインやシャシの重要部品を保護するために、フロントバンパーガードとスキッドプレートを新たに採用。NISMOオフロードLEDライトを装着することで、ひどい粉じんのあるエリアやナイトレースの走行にも対応可能です。
インテリアは、4点式ハーネスを装備したカスタムロールバーや、レカロ製ポールポジションシートを採用しました。
サファリラリーZトリビュートは、400psオーバーの3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT)に、NISMOトラックキャットバックエキゾーストシステム、コールドエアインテーク、カーボンファイバーエンジンカバー、クーラントエキスパンションタンク、ヒートエクスチェンジャー、ストリートツインディスククラッチとフライホイールを組み合わせています。
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SEMAショー2023の日産ブースでは、1971年のサファリラリーで優勝した240Zのビンテージ・レプリカと新型サファリラリーZトリビュートが並べて展示されています。