「SEMAショー2023」で日産は斬新なコンセプトを持った「セントラ」を世界初公開しました。
■斬新なコンセプトを持った「セントラ」を世界初公開
日産はアフターマーケットとカスタマイズの展示会「SEMAショー2023」で斬新なコンセプトを持った「セントラ」を世界初公開しました。
どのような特徴があるのでしょうか。
コンパクトセダンのセントラは、北米をはじめとした海外で展開するモデルです。
現行モデルは8代目で、日本ではかつて販売されていた「サニー」や「ブルーバードシルフィ/シルフィ」などの兄弟車にあたります。
そんなセントラをベースに大幅に性能を向上させたのが「セントラDETコンセプト」です。
このDETは「Dual overhead cam(デュアルオーバーヘッドカム)」、「Electronic fuel injection(電子燃料噴射)」、「Turbo(ターボ)」といった高性能エンジンを表しています。
日産のラインナップでは「シルビア/180SX」、「パルサーGTI-R」、「スカイライン」、「ステージア」など、歴代で人気の日産スポーツモデルに搭載されたエンジンで使われていました。
そんなセントラDETコンセプトは、2024年に米国ラウンドが追加されるカナダの「日産セントラカップ」シリーズで使用する車両から着想を得たこのダイナミックなコンセプトモデルです。
これは歴代のSE-RモデルおよびNISMOの伝統に対するオマージュを表しています。
パフォーマンス向上を訴求する本モデルには、日産の伝統であるパフォーマンスに対する探求心が結実し、スタイルと力強さが融合しています。
パワートレインは、高性能ターボチャージャー付MR20DD 2リッターエンジンと6速マニュアルトランスミッションの組み合わせています。
そしてエンジン音に迫力を与えるステンレス製のNISMO B18 パフォーマンスエキゾーストです。
GT4プロレーサーのブライアン・ハイトコッターの意見を取り入れ、エンジンのハイパワー化に合わせて、ツインチューブショックとリニアレートスプリングを特徴とするNISMO専用サスペンションを装着しています。
また、セントラDETコンセプトは18インチNISMO LM-RS6ホイールと、ヨコハマタイヤ社の高性能タイヤADVAN Neova AD09を装着。
インテリアには、レカロスポーツスターCSフロントシートとNISMO GTシフトノブを採用しています。