2023年10月31日、トヨタは、ラスベガスで開催されるカスタムカーショー「SEMA2023」に展示する車両の情報を一挙公開しました。この中には、「GR86 TRUENO Edition」が含まれているようですが、どのようなモデルなのでしょうか。
■復活の「パンダトレノ」実車展示
2023年10月31日、トヨタは、ラスベガスで開催されるカスタムカーショー「SEMA2023」に展示する車両の情報を一挙公開しました。
この中には、6月21日に初公開していた、トレノ(AE86)登場40周年記念車「GR86 TRUENO Edition」も含まれているようです。
GR86は、トヨタとスバルが共同開発して2012年に「86(ハチロク)」として登場したスポーツモデルです。なお、スバルでは「BRZ」として販売されています。
現行モデルは2021年に登場した2代目で、新たにGR86という名称で、トヨタのスポーツモデルを手掛けるGRブランドから展開されています。
今回、SEMA2023で展示されるGR86 TRUENO Editionは、6月21日に公開された最新のGR86 2024年モデルの中に、特別仕様車として組み込まれたモデルです。
このモデルは、トヨタの伝説的な2ドアクーペ「スプリンタートレノ」のうち、1983年に発売された4代目のスポーティモデル(通称AE86)が40周年を迎えることを記念して登場しました。
米国で販売される「プレミアム」グレードをベースに、AE86をオマージュした特別装備が施されます。
エクステリアは、ボンネットにブラックのラッピングが施されているほか、サイドパネルには「TRUENO Edition」のロゴ入りグラフィック、ブラックのダックテールスポイラー、ブラックメタリック仕上げの専用18インチ10スポークアルミホイールや、ブラックのドアハンドルとミラーキャップなど、ボディの各所に“パンダトレノ”を思わせるブラックの要素が取り入れられています。
さらに、フロントバンパーリップとリアデッキリッドには「TRUENO Edition」のバッジが装着されます。
インテリアは、ウルトラスエードスポーツシートにレッドレザーを組み合わせ採用。随所にレッドステッチを施しアクセントとしています。また「TRUENO Edition」のロゴ入りシフトノブと全天候型フロアマット/トランクマットも装備されます。
さらに、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチタッチスクリーンディスプレイ、プレミアム8スピーカーオーディオシステムも標準装備されました。
ボディカラーはホワイトとレッドを用意。トランスミッションには、6速MTと6速ATが設定されます。
GR86 2024年モデルには、サスペンションとブレーキがアップデートされる「パフォーマンス・パッケージ」が用意されますが、TRUENO Editionにはこれが標準装備されます。
GR86 TRUENO Editionは2023年冬に860台限定で販売される予定です。
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SEMA2023は、11月3日まで開催される予定です。トヨタは、GR86 TRUENO Edition以外にも古いランドクルーザーをカスタムした「FJレトロクルーザー」や「FJブルーザー」など様々なクルマを展開しています。