国道287号「米沢長井道路」のうち、米沢市内で米沢北バイパス区間が全線開通します。
■米沢北ICから川西町方面が便利に
山形県は2023年11月1日、国道287号「米沢長井道路」のうち、米沢市内で建設を進めてきた「米沢北バイパス」が12月2日14時に全線開通すると発表しました。
米沢長井道路は、米沢市窪田町と長井市泉を南北に結ぶ延長19.4kmのバイパスです。南から順に米沢北・米沢川西・川西・長井南の4バイパスに分けて整備が進められており、現在までに米沢北バイパスの一部(0.6km)と、長井南バイパス(6.3km)が開通しています。
今回開通するのは、米沢北バイパスの残り区間である米沢市窪田町藤泉から同市六郷町桐原(県道242号大塚米沢線)までの2.8kmです。これにより米沢北バイパスの全線(3.4km)が開通し、国道13号や東北中央道の米沢北ICから川西町方面へのアクセス性が向上します。
ちなみに将来、米沢長井道路の全線がつながると、置賜地方(県内陸南部)の中心都市である米沢市の中心部から川西町までの所要時間は、約15分短縮される見込みです。
また、川西町では2023年度開通予定の国道113号梨郷道路(新潟山形南部連絡道路)と接続する計画もあります。これが実現すると米沢長井道路は、福島・米沢から新潟県の村上・新潟方面へ向かう際の近道となることも期待されています。