米国トヨタがSEMAショーでカスタムモデル「ブルービートル・タコマ」を披露しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■米SEMAショーで展示
トヨタの米国法人は2023年10月31日、米ラスベガスで開催された世界最大級のカスタマイズカーショー「2023 Specialty Equipment Market Association Show(SEMAショー)」で、カスタムモデル「ブルービートル・タコマ」を披露しました。どのようなモデルになのでしょうか。
タコマは1995年、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」の北米仕様という位置付けで発売。2004年に2代目、2015年に3代目が登場し、2023年5月に最新の4代目を初公開しています。
4代目の新型タコマは、ボディタイプとして4ドアダブルキャブと、2ドアエクストラキャブを設定。
パワートレインは、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンを基本とし、出力・トルクはグレードによって異なります。
最も性能が高いものはハイブリッドシステムを採用した「i-FORCE MAX」で、システム最高出力326馬力、最大トルク630Nmを実現しています。
そして今回、実車が展示されたブルービートル・タコマは、ヒーロー映画『ブルービートル』(8月に米で公開)の宣伝ツアー用にデザインされたモデルです。
タコマがヒーローの乗るクルマとして劇中に登場することから、米国トヨタとワーナー・ブラザース・ピクチャーズが今回、タコマ最新モデルの“スーパーヒーロー仕様”を共同制作しました。
ベースは、最新の4代目タコマを採用。外観は、落ち着いた青をベースとしつつもピンクやマゼンダを散りばめることで、映画の「ブルービートル・スーツ」を連想させる鮮やかな色彩を再現しています。
また、トヨタ純正のプレデターチューブステップと、エキゾーストチップを装着しています。
SEMAショーは11月4日まで開催。トヨタは、ブルービートル・タコマのほか、「FJブルーザー」「レトロクルーザー」「タコマ×ランナーコンセプト」なども展示しました。
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『ブルービートル』は、大学を卒業したばかりの平凡な青年が、人類を滅亡させ得る強大な力を秘めた古代異星人の兵器「スカラベ」を手にするところから始まります。
青年は、そのスカラベに寄生されることにより、驚異的かつ予測不可能な力を持つアーマースーツ姿のヒーロー「ブルービートル」に変身して戦うことになります。
同名のアメリカン・コミックスを実写化したもので、監督はアンヘル・マヌエル・ソト、脚本はギャレス・ダネット=アルコセル、主演はショロ・マリデュエニャ。
映画は8月に米国で公開されていますが、日本では劇場公開されず11月29日からデジタル販売、12月20日にブルーレイ・DVDの発売と、DVD・デジタルのレンタルが始まる予定です。