トヨタの欧州法人は2023年11月6日、新型コンパクトSUV「C-HR」の生産開始を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■トヨタ新型「C-HR」の生産がスタート!
トヨタの欧州法人は2023年11月6日、新型「C-HR」の生産開始を公式サイトで発表しました。
コンパクトSUVのC-HRは、初代モデルが2016年に発売。
車高が高めのカテゴリであるSUVでありながら、まるでスポーツクーペのようなダイナミックでシャープなデザインを採用した同車は、同セグメントにおける全く新しい存在として高い評価を獲得し、累計販売台数が80万台を超える人気モデルとなりました。
今回生産開始が発表された新型C-HRは、2代目にあたるモデル。
7年ぶりのフルモデルチェンジとなる同車は、ヨーロッパで開発・設計されたことでデザインの大胆さに磨きをかけたほか、ハイブリッド(HEV)やプラグイン・ハイブリッド(PHEV)を含む4つの電動パワートレインを採用し、高い走行性能と環境性能、手頃な価格を実現していると言います。
新型C-HRは、前後のオーバーハングの短い凝縮感のあるフォルムを採用し、初代同様にダイヤモンドカットをモチーフとした特徴的なボディサイドのキャラクターラインを継承しています。
車体のサイズは全長4360mm×全幅1830mm×全高1558-1564mmで、ホイールベースは2640mm、フロントオーバーハングは915mm、リアオーバーハングは805mmに設定。
内装は上質かつスポーティな洗練されたデザインに仕上げられ、安全装備としても機能するアンビエントライトをはじめユニークな装備を設定するなど、外装に負けず個性的なインテリアが取り入れられました。
今回の新型C-HRの生産開始について、トヨタ欧州法人の社長である中田佳宏氏は以下のようにコメントしています。
「私たちは、新型C-HRの発売に向けた動きと新たな製造施設(TMMT)の拡張に興奮しています。
現地で組み立てられたバッテリーを採用したPHEVの生産能力は、2035年までに欧州でナンバーワンの車両ラインアップを実現するとともに、CO2を100%削減するという目標達成に大きく貢献する足がかりとなるでしょう」(トヨタ欧州法人社長 中田佳宏氏)
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C-HRの初代モデルは日本でも好調な販売成績をあげていたことから、新型モデルの日本導入を望む声も自動車ユーザーから上がっています。
しかし2023年11月現在、新型C-HRは国内では未公開のままとなっており、日本市場への導入予定についてもトヨタからの公式発表はありません。