東京ビッグサイトで行われていたジャパンモビリティショー2023のキャンピングカーエリアでは、トヨタの軽商用車「ピクシスバン」を用いた新型キャンパー仕様が初公開されていました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■「アルトピアーノ」シリーズ第2弾はオシャな「軽ワンボックスバン」
東京ビッグサイトでは2023年11月5日まで「ジャパンモビリティショー2023(以下、JMS2023)」が開催されていました。
なかでもキャンピングカーエリアでは、トヨタの軽商用ワンボックスバン「ピクシスバン」をベースにしたオシャレなキャンピングカーが展示され注目を集めていましたが、どのようなモデルなのでしょうか。
昨今アウトドアや車中泊ブームが続いており、各メーカーではアウトドア需要に対応したクルマを展開しています。
なかでもトヨタの販売ディーラーであるトヨタモビリティ神奈川では、商用バン「タウンエース バン」をベースにしたオリジナルのキャンピングカー「アルトピアーノ」を製造・販売。
消費税込の販売価格は282万6000円からと手ごろな価格帯に加え、オシャレな内外装の仕上げや扱いやすいボディサイズなどで、ファミリーユーザーから支持を集めているといいます。
そんななか、JMS2023のキャンピングカーエリアで、キャンピングカービルダー「ナッツRV」ブースにトヨタモビリティ神奈川が合同出展していたのは、トヨタ初の軽商用車でダイハツ「ハイゼット」のOEM車であるピクシスバンを用いた新型「キャンパー アルトピアーノミニ(以下、新型アルトピアーノミニ)」です。
会場の担当者によると、新型アルトピアーノミニは今回のJMS2023で本格デビューしたばかりで、パンフレットなどもまだ用意されていないほど、ほやほやのニューモデルだといいます。
アルトピアーノのコンセプトをそのままに、さらにコンパクトな軽キャンピングカーに仕上げています。
新型アルトピアーノミニのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mm。ベース車はピクシスバン クルーズ(2WD)です。
アルトピアーノのボディカラーは、グリーンやベージュといったアースカラー系白を組み合わせた2トーンカラー4パターンを展開していますが、展示されていた新型アルトピアーノミニも同様に、自然に馴染むようなベージュとホワイトのオリジナル2トーンカラーでした。
内装は、こちらもアルトピアーノと共通イメージのオシャレなストライプ柄のシートが採用され、目をひきます。
座席は通常走行モードに加え、テーブルをセットして食事やゲームを楽しめるなどのダイネットモード、座席を倒せばフルフラットなベッドモードと3つの快適空間を演出します。
アルトピアーノでは、テーブルや天井LED照明、コーナーテーブル&収納ラックなどが標準装備されるほか、オプションでは電源ユニットや18リットルの冷凍・冷蔵庫、シャワー付きシンク、また遮光スクリーンやループトップテントなどのアイテムが展開されており、デビューしたての新型アルトピアーノミニにも同様の装備が期待されます。
■200万円台で買えるお手頃さも魅力
軽商用ワンボックスバンベースのキャンピングカー、新型アルトピアーノミニの販売価格は217万8000円からと、アルトピアーノよりさらに手ごろな設定。乗車定員は4人、就寝定員は2人です。
新型アルトピアーノミニについて、トヨタモビリティ神奈川の担当者は以下のように話します。
「アルトピアーノミニはトヨタモビリティ神奈川オリジナルのキャンピングカーで、販売がスタートしたばかりのニューモデルです。
アルトピアーノシリーズはおかげさまで多くの方から好評で、主に初めてキャンピングカーを手にするユーザーからご購入いただいています。
アルトピアーノミニの詳細については今後、ウェブサイトなどで順次紹介していきますので、もうしばらくお待ちください」
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アルトピアーノシリーズは、オシャレな内外装や手ごろな価格設定など、昨今のアウトドア需要に対応したキャンピングカーとして注目されます。
販売はトヨタモビリティ神奈川が運営する神奈川県内の展示会場併設型アウトドアショップなどで行われているので、気になる人は問い合わせてみると良いでしょう。