クルマのナンバープレートの番号は、「希望番号制度」を利用すれば好きな数字の並びにすることが可能なので、「語呂合わせ」したナンバーも数多く存在します。では実際にどのような語呂合わせが存在するのでしょうか。
■頭をひねらないと解読できない「ナンバー」も
クルマの車体前後に取り付けられるナンバープレートの番号は、運輸支局に登録された順に発行されるため、通常は好きな数字を自由に選択することはできません。
しかし「希望番号制度」を利用すれば、一部抽選になる番号はあるものの、好きな数字の並びにすることは可能。その気になれば「語呂合わせ」したナンバープレートを手に入れることもできます。
そこで今回は、実際にナンバープレートとして使用される語呂合わせを10例紹介します。
中には頭をひねらないと分からないような難しい語呂合わせもありますが、番号だけ見て意味を当てることは出来るでしょうか。
■「11-22」
これは定番といえる語呂合わせで、実際に街中で見かけることが多いナンバーのひとつです。
読み方は「いい夫婦」で、その意味に気づくと街中で微笑ましい気持ちになりますね。
この派生型ともいえる「11-88(いいパパ)」のような組み合わせも見られます。
■「10-31」
単純に1字ずつ読まないタイプのため、解読はちょっと難しいかもしれません。
正解は「天才(てんさい)」で、「10」を英語の「ten(テン)」と読むところに工夫が垣間見える語呂合わせです。
面白い一方で、周囲からは「自己評価の高い人が乗っているのかな?」と思われる可能性も否定できません。
■「・428」
ナンバープレートの語呂合わせには、居住している地域名を利用することも多く、この428の読み方も例外ではありません。
こちらの読み方は東京を代表する繁華街「渋谷(しぶや)」。同じように、かつて渋谷を舞台とした“428”という名のテレビゲームも存在していました。
■「・932」
こちらも地名の語呂合わせで、群馬県で遭遇する可能性の高そうなナンバーです。
正解は日本屈指の温泉町「草津(くさつ)」。実際に同市や同町では932ナンバーにしている人や、営業車のナンバーに採用して話題のひとつとしている事例があるそうです。
■「27-84」
こちらも地名ではあるものの、少し難易度が高めの語呂合わせです。
読み方は「船橋(ふなばし)」で、四文字が無理なくキレイに読めるため、説明されれば「なるほど!」と感じるのではないでしょうか。
■まだまだ存在する難解な「語呂合わせ」事例
■「・178」
次は「人名」を表現している語呂合わせです。これは語呂合わせとしては有名な部類なので簡単かもしれません。
読み方は「稲葉(いなば)」ですが、そのクルマのオーナーが「稲葉さん」という場合のみならず、ロックユニット「B’z」のボーカリストである稲葉氏のファンということも考えられるでしょう。
■「58-84」
こちらも人名を表現した語呂合わせで、日本で9番目に多い名字です。
読み方は「小林(こばやし)」で、小林さんはとくに長野県に多く見られる名字だと言われています。
この他にも名字の語呂合わせは多く存在し、「110(伊藤、伊東)」や「71-10(内藤)」、「51-23(小泉)」などがあります。
■「31-04」
今度は名字ではなく名前の語呂合わせになりますが、読むのには少し工夫が必要となるかもしれません。
正解は「さとし」。ナンバーの真ん中の「1-0」の部分を10と捉えて「と」と読むのがポイントですね。
■「11-03」
こちらは女性の名前の語呂合わせです。
読み方は「仁美、瞳(ひとみ)」で、自身の名前である場合のほか、彼女や配偶者の方の名前ということもあるでしょう。
■「32-98」
最後はちょっと難易度が高めの語呂合わせです。クルマ好きのような車種名に詳しい人なら分かるかもしれません。
これは「ミニクーパー」と読み、英国を発祥とする自動車にちなんだ語呂合わせでした。
実は車名やブランドにちなんだ語呂合わせをナンバーに採用する人も多く、「86(トヨタ ハチロク)」や「911(ポルシェ 911)」などのほか、「32-49(ミニ四駆)」などの実例もあります。
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このようにナンバープレートの語呂合わせ例は非常に多く、今記事で紹介した数例では収まらない数多くの語呂合わせナンバーが存在しています。
人気の組み合わせは抽選になるものの、希望ナンバー制度を利用すれば好きな番号を選ぶことができますので、一度ナンバープレートの数字にも愛着を持てる同制度を利用し、お気に入りの番号のナンバーをクルマに取り付けてみてはいかがでしょうか。