ジャパンモビリティショー2023では、さまざまなカスタムカーやコンセプトカーが展示されていましたが、なかでもキャンピングカーエリアで目を引いたのがコッパーオレンジのボディーカラーが光るハイエースの“シャコアゲ仕様”です。一体どのような特徴があるのでしょうか。
■インパクト大! ハイエース“アゲ仕様”とは
東京ビッグサイトで行われたジャパンモビリティショー2023(以下、JMS2023)では、さまざまなカスタムカーやコンセプトカーが登場しました。
そんななかキャンピングカーエリアのなかで一際目を引いたのが今回初お披露目となる、CRSが製作したハイエースのカスタムカーです。一体どのような特徴があるのでしょうか。
200系ハイエース、キャラバンNV350の新車コンプリートカー・カスタムカーを販売するCRSが展示していたのは、ハイエースのナローボディをベースにしたデモカー「Various Room(ヴェリアスルーム)」です。
まず車両の中で目を引くのは、マットな色合いのオレンジが光るボディカラーです。メルセデス・ベンツ「Gクラス」の特別仕様カラーである「マグノコッパーオレンジ」の塗装を施しているといいます。
ヘッドライトやバンパー周りなど各所にブラックのアクセントが施されており、洗練されたデザインに仕上がっています。
また車両を大きく見せるリフトアップも特徴のひとつで、これについてCRSの担当者は、「大体77mm上がっており、通常のハイエースよりもかなり大きく見えるのが特徴です」と話します。
内装では、フラット仕様が可能な座席シートが備わっており、車中泊用のベッドとしての利用に加え、2段ベッド化も可能なほか、真ん中を机にして食事やワークスペースとしても利用できる仕様にできるといいます。
このほか展示されている車両について、前出の担当者は以下のように話します。
「今回はあくまでデモカーとして展示していますが、この車両については今後販売する予定です。
床のフローリング施工やセカンドシートなど内装架装だけで約120万円ぐらいかかっています。今後、詳細なカスタマイズ仕様を検討したうえで、コンプリートカーとして展開予定です。
ボディカラーについては今回特別仕様ですが、お客さまの用途に合わせて対応しています」
ではデモカー展示をしているなかで、どういった反響があったのでしょうか。JMS2023での反響について、CRSの担当者は以下のように話します。
「結構派手で目に止めてくださる方が多いです。なかでも高さが気になるという方もいて、あまり車高を上げている展示車が少ないこともあり、潜り込んで見る方もいらっしゃいます」
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今回JMS2023に展示されたハイエースのデモカーは、コッパーオレンジ塗装と内装のカスタマイズを組み合わせた仕様としては国内初公開となりました。
JMS2023では、実際にインパクト大な“シャコアゲ仕様”に思わず写真を撮る人やじっくりと眺める人が多くいたほか、カップルやファミリー層のユーザーが、車中泊に対応した内装に興味を示す姿も見られました。