日産は、ラスベガスで開催されたカスタムカーショー「SEMA2023」に新型「Z NISMO」を出展しました。走行性能を向上させるべく専用のチューニングが施されたハイパフォーマンスモデルだと言いますが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
■新型「Z NISMO」を実車公開!
日産の北米法人は、ラスベガスで開催されたカスタムカーショー「SEMA2023」に新型「Z NISMO」を出展しました。
新型Z NISMOは、日産の2シータースポーツカー「フェアレディZ(日本名)」のハイパフォーマンスモデルに当たるモデルです。
フェアレディZは、1969年に初代モデル(S30型)が誕生した、日産のみならず日本を代表するスポーツカー。これまでに世界で180万台以上が販売され、幅広いユーザーから高い支持を受けています。
現行型は2022年にモデルチェンジされた7代目モデルで、歴代モデルへの敬意を感じさせるどこか懐かしくも精悍なデザインスタイルと、数多くの先進技術を採用しています。
SEMA2023に出展された新型Z NISMOは、通常モデルのフェアレディZをベースに様々なNISMO専用チューニングをおこなった高性能版。
駆動方式は通常モデルと同じFRで、パワーユニットも通常仕様と同じ3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、最高出力は405馬力から420馬力に、最大トルクは475N・mから520N・mに向上しており、よりパワフルな加速を実現しました。
また、この高いエンジンパフォーマンスを存分に操るべく、9速ATのトランスミッションは変速レスポンスと耐久性が高められ、俊敏なシフトチェンジが可能になったほか、ステアリングとボディのねじり剛性も上昇。
くわえて新設定の「トラクションモード」を搭載したことで、狙い通りのラインをトレースできる正確なステアリング操作を体感できるといいます。
新型Z NISMOのインテリアは、エンジンスタート/ストップボタンとドライブモード選択スイッチがレッドアルマイト仕上げとなるほか、フルデジタルTFTメーターディスプレイのグラフィックには、タコメーターの周囲の赤い輪郭やNISMOロゴ、および始動アニメーション中の特別な赤い「フラッシュ」が専用の演出として追加されています。
そのほか、シートには、NISMOロゴがあしらわれた専用のレザーとアルカンターラを組み合わせて仕上げたレカロシートが装備されるとともに、ステアリングホイールにも特徴的なレザーとアルカンターラを取り入れた専用品が採用されます。
ボディカラーは、ブラックダイヤモンドパール、ブリリアントシルバー、パッションレッドトリコート、エベレストホワイトパールトリコート、NISMO専用ステルスグレーの5色です。
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新型Z NISMOの米国における車両価格は、6万4990ドル(978万円)からとなっています。