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500馬力超え! 三菱の”ド迫力スーパーカー”「XR-PHEV エボ」!三菱が本気で作った「爆速マシン」とは

くるまのニュース 2023年11月25日 19時10分

レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」では、架空の「ビジョン グランツーリスモ」というレーシングカーを展開しています。今回は、三菱協力のもと作られた「コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ」について紹介します。

■三菱が本気で作った「XR-PHEV エボリューション」とは

 人気レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」では、世界各国の自動車メーカーから協力を得て作られた架空のレーシングカーシリーズ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。
 
 今回紹介するのは、三菱の全面協力により作られた「コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ(以下:XR-PHEV エボリューション)」です。

 プレイステーションのゲームソフトとして1997年に発売された「グランツーリスモ」。当時、ハイクオリティな3Dデザインで描かれた実在のクルマが、リアルな挙動で操作できる点が人気を呼び、以後20年以上にわたってシリーズ化されています。

 最新作「グランツーリスモ7」は2022年に発売。また、2023年9月15日には実写映画となる「グランツーリスモ」が日本で公開されています。

 そんなグランツーリスモにおいて、三菱の全面的な協力で作られたスポーツカーがXR-PHEV エボリューションです。

 三菱は、SUV「パジェロ」やスポーツカー「ランサー エボリューション」を使い、ダカールラリーや世界ラリー選手権の活動にも熱心なイメージが強いメーカーです。

そんな三菱が描き出したXR-PHEV エボリューションは、デザインチームのみならず、先行車両研究グループ、空力技術開発グループなどが協力するなど、通常のモータースポーツ車両と同様な、いわば「ワークス体制」による企画・開発が実施されているのが大きな特徴といえます。

 ベースとなったのは、2013年の東京モーターショーに参考出品された「MITSUBISHI Concept XR-PHEV」。同モデルのデザインコンセプトとなる「アスリートフォルム」をさらに進化させています。

 フロントグリルはスリーダイヤマークを基点に後方へ向かってウェッジしていく形状をデザイン。こちらはアスリートがクラウチングスタートを切る瞬間の緊張感や瞬発力を表現しています。

 また、力強い造詣の前後フェンダーは研ぎ澄まされたアスリートの筋肉を思わせます。加えて、足元には20インチの大径アルミホイールが装備され、スポーティな印象を高めています。

 パワートレインにはプラグインハイブリッドEVシステムの先行開発技術と8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を採用。最大出力は510馬力、最大トルクは103.5kgf-mとなるそうです。

 これらの動力は車両運動統合制御システム「S-AWC」によって4輪に最適に伝達され、良好なハンドリングを実現します。

 さらに、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)によるボディの軽量化が施されているほか、前後のディフューザーを含むエアロフォルムが生み出すダウンフォースにより、高い旋回性能を実現しています。

※ ※ ※

 XR-PHEV エボリューションが登場したのは2014年のこと。本車両のフロントグリルについて、当時の三菱はそのデザインについて「次世代SUVのアイデンティティのスタディ」と述べています。

 その後、三菱から登場したSUVといえば、「エクリプスクロス」や3代目「アウトランダー」が挙げられます。本車両と見比べると、確かにそれらのフロントグリルと印象が似ている気がします。

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