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ド迫力顔のトヨタ新型「クラウン」実車展示! オーラ凄すぎるエアロ仕様の反応は? 米でお披露

くるまのニュース 2023年11月10日 17時10分

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)は「SEMAショー2023」で、トヨタ「クラウンクロスオーバー」やレクサス「LX」などに「MODELLISTA(モデリスタ)」ブランドのカスタマイズパーツを装着したコンセプトモデルを米国で初公開しました。現地での模様を紹介します。

■レクサス「LX」「RX」のモデリスタコンセプトモデルも出展

 トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)は、アメリカ・ラスベガスで2023年10月31日から11月3日まで開催された米国自動車用品工業会主催の「SEMAショー2023」に、3台のカスタマイズモデルを「MODELLISTA(モデリスタ)」ブランドで初出展しました。
 
 米国で初めて公開されたモデリスタですが、来場者からの注目度はどうだったのでしょうか。

 TCDはモデリスタ(MODELLISTA)ブランドとしては初めてSEMAショーにブースを構え、レクサスのフラッグシップSUV「LX」、中型SUV「RX」、トヨタ「クラウン クロスオーバー(米国名クラウン)」の3台のコンセプトモデルを出展しました。

 それぞれアメリカ仕様の左ハンドル車をベースに、日本でおなじみのモデリスタ製エアロパーツを装着したカスタマイズモデルです。

 LXをベースにした「LX MODELLISTA Concept」には、フロントスポイラー、リアスポイラー、サイドステップメタルプレートに加え、22インチ鍛造アルミホイールが備わり、圧倒的な存在感。

 RXをカスタマイズした「RX MODELLISTA Concept」には、フロントスポイラー、リアバンパースポイラー、サイドスカートキット、バックドアガーニッシュ、ヘッドライトガーニッシュ、リアクオーターガーニッシュ、バックドアサイドガーニッシュに加え、20インチと21インチのデザイン違いのアルミホイールが用意されています。

 また「クラウン クロスオーバーMODELLISTA Concept」には、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスパッツ、トランクスポイラーに加え、21インチアルミホイールが用意されています。

 そのほかユーティリティアイテムも用意されており、様々なユーザーニーズをかなえる用品をアメリカ市場や法規を考慮したうえ選抜し、ラインナップしていました。

 会場のスタッフは「まずは高価格帯のモデルから展開をしていく予定となっています」と話します。

 その理由について聞くと「当初、日本で企画・製造したエアロパーツをそのままのデザインで導入していく予定で、日本からアメリカへの輸送費用などが掛かります。

 そのため、現地生産のパーツに比べると価格面でやや不利となってしまうことから、それを許容しやすい高価格帯のモデルからの展開をしていく予定とです」と説明します。

 TCDは現在、日本国内で主に「GR」ブランドと「モデリスタ」ブランドでカスタマイズ用品を展開しています。

 一方アメリカでは「TRD」ブランドでトラック系のカスタマイズ用品を、そして「GR」ブランドで乗用車系のカスタマイズを展開しています。

 そして今回さらにアメリカで「モデリスタ」の販売が開始することで、アメリカのユーザーにあらたな選択肢が加わるということになります。

■アメリカユーザーにも好評! 一方でさらなる要望も

 ど派手なカスタマイズカーの多いSEMAショーですが、来場者からはどのような反応があったのでしょうか。

 会場スタッフは次のように話します。

「モデリスタのカスタマイズカーは、まるでモデルチェンジがされたかのように新鮮で一体感がある、とのことで好評でした」

マットブラック仕様も格好良さそう!? レクサス「LX」MODELLISTA(モデリスタ)カスタマイズモデル[北米仕様車]

 一方で要望もあったといいます。

「メッキよりは、マットブラックのモデルがあっても良いのでは、といった参考となる様々な反響も多々ありました」

 こうした生の声を受け、今後そうした新たなスタイルをまとったモデリスタパーツが登場していくかもしれません。

 スタッフによると、アメリカ市場での販売は早速12月から展開され、まずレクサスの2車種で発売を開始するといいます。

 なおクラウンに関しては未定とのことですが、準備ができ次第、順次発売していきたいとのことでした。

 これまでTRDやGRは、コンプリートカー(トータルでカスタマイズを施し販売するモデル)や、ディーラーオプションでの展開のみでした。

 モデリスタはこれらの販売方法のほか、ペイントショップなどでの取り扱いも加え、より幅広くユーザーが買いやすい形で展開していく予定だといいます。

 そして米国では今後、レクサス「NX」「IS」、トヨタ「カローラスポーツ(米国名カローラ ハッチバック)」、「プリウス」、「ハリアー(米国名ヴェンザ)」、「RAV4」の計9モデルへのモデリスタパーツ展開も検討中とのこと。

 さらに多くのユーザーのカスタマイズ需要に応えられるよう、ラインナップも拡大していくようです。

※ ※ ※

 トヨタ車のアメリカ市場での2023年上半期の販売台数は約103万台で、日本の約87万台(軽自動車含む)の約1.2倍の巨大市場となっています。

 今後モデリスタのカスタマイズ用品が投入されることで、よりアメリカのユーザーの選択肢が広がり、トヨタ車の販売の拡大に貢献することが期待されます。

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