2023年11月9日、トヨタの米国法人はトヨタ新型「カムリ」を、11月14日東部時間午後10時に公開すると発表しました。カムリは、日本国内で生産終了となりますが、米国では進化を続けるようです。
■11代目となる新型「カムリ」世界初公開へ
2023年11月9日、トヨタの米国法人は11代目となるトヨタ新型「カムリ」を、11月14日東部時間午後10時(日本時間:11月15日12時)に世界初公開すると発表しました。
カムリは、1980年に「セリカ」の派生車として初代モデル「セリカ・カムリ」が登場したミッドサイズセダン。
1982年に登場した2代目からはセリカの名称が消え、独立した車種となったカムリとして販売開始されると以後モデルチェンジを繰り返し、3代目(1986年)、4代目(1990年)、5代目(1994年)、6代目(1996年)、7代目(2001年)、8代目(2006年)、9代目(2011年)、現行となる10代目(2017年)と歴史を重ねてきました。
初代こそFRでしたが、2代目以降はFFモデルとなり、10代目現在のトヨタのラインナップでは“FF最大・最上級セダン”の位置づけです。
10代目は、TNGAプラットフォームの採用による高い走行性能や、先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」が採用され、内外装もスポーティさと上質さを表現したものとなるなど、大幅な進化を遂げたモデルです。
しかし国内では、セダン需要の低下などを要因とし2023年12月下旬に生産終了することが明かされており、まもなくの“お別れ”が予定されています。
その一方で、北米地域では21年連続でミディアムサイズセダンセグメントの最量販モデルとなっており、人気を博しています。
カムリ2024年型も2023年8月に発売されており、上級仕様の「LE」「XLE」に加え、スポーツ仕様の「SE」「XSE」や、ハイパフォーマンス仕様の「TRD」、特別仕様の「Nightshade Edition」など複数タイプの展開が行われるなど、手厚いラインナップが用意されています。
そんな中、2023年10月19日にトヨタの米国法人は、昨今のトヨタ新型車で特徴的な「コの字ヘッドライト」が浮かび上がるフロントフェイスのシルエットが映し出された謎のティザー画像を公開していました。
画像には、「A New Dawn is Coming(新しい夜明けがやってくる)」というメッセージが添えられ、新たなモデルが登場することを示唆していました。
この画像に対してSNSなどでは「次期型カムリが登場するのでは?」と話題になっていました。
そして2023年11月9日、トヨタの米国法人は新たなティザー画像を公開。
新型モデルのリア周辺が写っており、テールライトなどのデザインが水平基調であることや、「AWD」「HEV」のエンブレムが付与され、ハイブリッドかつ全輪駆動のモデルが用意されることがわかります。
画像には「次期型カムリは11月14日東部時間午後10時にデビュー。今後の続報にご期待ください」というメッセージも添えられており、今回初めてニューモデルが「次期型カムリ」であることが明示されました。
2023年11月14日に正式発表となれば、6年ぶりの全面刷新となり、11代目カムリが登場することになります。当日の発表が待ちきれません。