2023年11月15日(日本時間)に11代目となるトヨタ新型「カムリ」が世界初公開されます。日本では現行の10代目が2023年末をもって生産終了となることが明らかになっていますが、どのような反響があるのでしょうか。
■ついに11代目となる新型カムリ世界初公開へ
米国トヨタは2023年11月14日22時(日本時間15日12時)に11代目となる新型「カムリ」が世界初公開されます。
日本では現行の10代目が2023年末をもって生産終了となることが明らかになっていますが、どのような反響があるのでしょうか。
米国トヨタは、2023年10月19日にフロントフェイスのシルエットが映し出された謎のティザー画像を公開しました。
この画像では、最近のトヨタ顔とも言える徴的な「コの字ヘッドライト」が採用されることが示唆されています。
また、画像とともに「A New Dawn is Coming(新しい夜明けがやってくる)」というコメントも。
その後、11月9日にも米国トヨタは新たなリリースを公開。
ここで「The next-generation Toyota Camry」と明記されたことにより、11代目となる新型カムリが登場することが明らかになったのです。
この際に公開された画像では、リアの一部やテールライトなどデザインが明らかになる他、「AWD」「HEV」のエンブレムが付与され、ハイブリッドかつ全輪駆動のモデルが用意されることがわかります。
さらに「次期型カムリは11月14日東部時間午後10時にデビュー。今後の続報にご期待ください」というコメントもあり、新たなカムリに期待が寄せられていました。
なお現行の10代目が2017年1月の「北米モーターショー(NAIAS/旧デトロイトショー)」で世界初公開されたこともあり、今回発表されれば約7年ぶりの全面刷新となります。
日本でも2017年7月に発表されていますが、現行の10代目が2023年12月に生産終了となることが明らかになっています。
また、トヨタは「長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました。」とコメントしていることから、11代目が導入される可能性は低そうです。
そうした中でトヨタ販売店にはどのような反響が寄せられています。
現行の10代目について首都圏の販売店は次のように話しています。
「カムリは2018年にWSというスポーティなグレードが出た際には若い層のお客様から問合せを頂き、いくつか購入頂いております。
そのため台数こそ出ないものの、他社にはない特徴もあったことからカムリのラインナップは重要なものでした。
しかし、セダン全体の人気は落ちてはいますし、ハイブリッドのみのカムリに加えて、スポーティなプリウスも登場したことから、その役目は移り変わったのかもしれません」
また生産終了のアナウンスや、次期型に関して中部圏の販売店は次のように話しています。
「生産終了が明らかになった際には多くの問合せを頂き、実際に『最後になるなら欲しい』という人もおりました。
その一方で新たに北米で次期型カムリが出ると報じられた際には『日本では次期型は出ないのか』『出るなら欲しい』という問合せをいくつか頂いています。
しかしながら、現時点では何も情報はなく、ホームページのコメントでもあるように日本に導入される可能性は低いのではないでしょうか」
また現在の日本におけるセダンラインナップについて、関西圏の販売店は次のように話しています。
「カムリは日本におけるミドルクラスのセダンとして一定の販売があります。
しかしながら、かつてよりは台数は落ちているのは事実で、ラインナップ落ちするのは仕方ないのかもしれません。
ただ一定上の上級さをもったセダンがクラウンセダン、ミライなるので、もう少し手の届きやすいモデルは販売現場としては欲しいところです」(関西圏の販売店)
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新たに約7年ぶりの全面刷新となる新型カムリ。
その姿やスペックがどのようなカタチで登場するのか期待が高まります。
さらに将来的に日本再導入はあるのか、この点についても期待せずにはいられません。