トヨタは2023年11月13日、新型「クラウンセダン」を発売しました。インテリアはフォーマルな仕上がりですが、オシャレなブラウンも用意しています。どのような内装なのでしょうか。
■「クラウンセダン」にブラウン内装設定あり!
トヨタは2023年11月13日、新型「クラウンセダン」を発売しました。
新たなフォーマルセダンの形を提唱したモデルですが、内装にはオシャレなカラーも用意されています。
クラウンは1955年に誕生しました。トヨタを代表する高級車として存在し続けており、日本を代表する乗用車としての側面をもつロングセラーモデルです。
16代目となった新型では、グローバル車種として展開されることになり、さらに4つのボディタイプが登場することとなりました。
ほかのタイプがSUVスタイルを融合させたのに対して、今回発売されたクラウンセダンは4ドアセダン+FR(後輪駆動)プラットフォームの採用など、歴代クラウンを強く踏襲したモデルとなりました。
コンセプトは「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」。VIPや重役の送迎といった、ショーファーカーとして用いられたクラウンのニーズに対応します。
ボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベースは3000mmと、16代目クラウンでは最大で、全長は5mを超えるなど歴代クラウンとしても大きなボディを持ちます。
パワートレインは2.5リッターガソリンエンジン+2モーターのマルチステージハイブリッド(HEV)もしくは、クラウン初となるモーターのみの燃料電池自動車(FCEV)の2種類を用意。
エクステリアは切れ長の「ハンマーヘッド」モチーフデザインや真一文字のテールロゴなどは新型4タイプと共通するものの、重厚な縦バー形状のロアグリル、大きなウインドウを持つリアドア、華やかなマルチスポークのホイールなどが特徴です。
インテリアは、フォーマルなシーンでの使用を見据え、4タイプ中もっとも落ち着きのある仕上がりです。
コンソールやインパネ、ドアトリムなどにはつや消しの木目パネルを採用。
加えて、インパネ左右やセンターコンソールの奥、足元やドアトリムには、行燈をイメージした柔らかい調光の64色LEDを装備するなど、心地よさと奥行き感を表現しています。
後席シートはプレミアムナッパ本革素材が用いられ、左右席でシートヒーターに加えてシートベンチレーションを装備しています。
シートは40:20:40でリクライニング機能も持つことに加え、背もたれから座面にかけて空気袋が内蔵され、身体を押圧することでリフレッシュさせる機能を備えています。
また、オーディオやエアコン、シートなどを調整できるオペレーションパネル付き大型センターアームレストを新たに採用しました。
さらに、高級モデル特有の装備ともいえる、前席シートバックのアシストグリップや助手席の可倒式ヘッドレスト、助手席肩口のシートスイッチ、後席用フットレストも標準装備しています。
内装色は白ステッチが施された上質なブラックに加え、ミッドブラウンを設定。
ブラックを基調としながらも木目パネルと色合いが統一されるよう仕立てられ、シート以外にもセンターコンソールやドアトリムなどがブラウンカラーになります。
明るいベージュや「クラウンスポーツ」(PHEVモデル)に用いられるブラック×レッドとは異なり、華美にならずにシックなイメージを与えるインテリアに仕上がっています。
なお、ミッドブラウンインテリアはいずれのボディカラーでも選択できます。
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新型クラウンセダンの価格(消費税込)はHEVが730万円、FCEVが830万円です。