トヨタのベトナム法人が、新型「イノーバハイクロス」を発売しました。SNSではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
■トヨタ新型「イノーバハイクロス」発売
トヨタのベトナム法人は2023年10月12日、新型「イノーバハイクロス」を発売しました。これについてSNSでは、どのような反響が集まっているのでしょうか。
トヨタは、後席ヒンジドアの3列MPV(ミニバン)「イノーバ」をアジア圏で展開しています(名称は国や地域によって少し異なる)。
このイノーバの名称を冠し、樹脂製のフェンダーアーチなどSUV要素を持たせたのが、2022年11月にインドネシアで世界初公開された新型「イノーバハイクロス(インドネシア名・イノーバゼニックス)」です。
プラットフォームは、「カローラ」や「プリウス」などと共通のTNGAプラットフォーム(GA-C)が採用され、「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」というコンセプトを掲げて開発されています。
ボディサイズは全長4755mm×全幅1850mm×全高1795mmで、車内は3列シートなので日本国内で販売されている車両だと三菱「デリカD:5」に近いイメージですが、後部はヒンジドアとなっています。また、最低地上高は185mmと、しっかりSUV並みです。
パワートレインは、システム最高出力約183馬力を発揮する2リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド仕様と、最高出力172馬力を発揮する2リッター直列4気筒の純ガソリンエンジン仕様の2種類を設定しました。
エクステリアは、筋肉質なスタンスや高い全高、グラマラスでありながらタフな印象を与える大型フロントグリル、隆起したボンネットライン、力強いキャラクターラインなどが、MPVながらしっかり“SUV”としての存在感を放ちます。
インテリアは、水平基調のデザインによりクラスを超えた高級感の高い印象に仕上がっているほか、ハイブリッドモデルは、電動オットマン付きシートや開閉可能な大型サンルーフ、イルミネーションライトなどが採用され、快適な移動空間を実現しました。
先進安全装備は、ハイブリッドモデルに衝突警報(PCS)、車線逸脱警報および車線維持支援(LDAおよびLTA)、オートマチックハイビーム(AHB)、アダプティブクルーズコントロール(DRCC)、ブラインドスポット警告システム(BSM)などを含む予防安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されます。
ボディカラーは、カッパーブラウン、ブラック、シルバー、パールホワイト、ダークブルーの全5色。価格は、純ガソリン車が8億1000万ベトナム・ドン(約494万円)から、ハイブリッド車が9億9000万ベトナム・ドン(約604万円)からです。
SNSでは、「イノーバハイクロスかっこいいな…」「ベトナムドンの値段にびっくりした!」といった感想が並んでいるほか、「日本でも売ってくれ」「日本で売ったら流行ると思うんだけどなぁ」など、国内導入を希望する投稿も複数ありました。