米国トヨタは「GR86」の特別仕様車「TRUENO Edition(トレノエディション)」を発表しました。初公開された6月当時も話題となりましたが、今なお様々な反響が集まっています。
■トヨタ「GR86」が「AE86」に変身!
米国ラスベガスで開催されたカスタムカーショー「SEMA2023」に、2023年6月21日に初公開されたトレノ(AE86)登場40周年記念車「GR86 TRUENO Edition」が展示されていました。
日本でも根強い人気がある昭和のスポーツカー「AE86」をモチーフとするモデルだけに、SNSでは絶えず反響が集まっています。
GR86は、トヨタがスバルと共同開発して2012年に「86(ハチロク)」として登場したスポーツモデルです。なお、スバルでは「BRZ」として販売されています。
現行モデルは2021年に登場した2代目で、新たにGR86という名称で、トヨタのスポーツモデルを手掛けるGRブランドから展開されています。
そんななか、今回SEMA2023で展示されたGR86 TRUENO Editionは、トヨタの伝説的な2ドアクーペ「スプリンタートレノ」のうち、1983年に発売された4代目のスポーティモデル(通称AE86)が40周年を迎えることを記念して作られた特別仕様車です。
米国で販売される「プレミアム」グレードをベースに、AE86をオマージュした特別装備が施されます。
エクステリアは、ボンネットにブラックのラッピングが施されているほか、サイドパネルに「TRUENO Edition」のロゴ入りグラフィック、ブラックのダックテールスポイラー、ブラックメタリック仕上げの専用18インチ10スポークアルミホイール、ブラックのドアハンドルとミラーキャップなど、ボディの各所に“パンダトレノ”を思わせるブラックの要素が取り入れられています。
さらに、フロントバンパーリップとリアデッキリッドには「TRUENO Edition」のバッジが装着されます。
インテリアは、ウルトラスエードスポーツシートにレッドレザーを組み合わせ採用。随所にレッドステッチを施しアクセントとしています。また「TRUENO Edition」のロゴ入りシフトノブと全天候型フロアマット/トランクマットも装備されます。
さらに、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチタッチスクリーンディスプレイ、プレミアム8スピーカーオーディオシステムも標準装備されました。
ボディカラーはホワイトとレッドを用意。トランスミッションは、6速MTと6速ATが設定されます。
GR86 2024年モデルには、サスペンションとブレーキがアップデートされる「パフォーマンス・パッケージ」が用意されますが、TRUENO Editionにはこれが標準装備されます。
米国で発表された当時、日本ユーザーから様々な反響が寄せられており、今なお絶えず「めちゃかっこよくなってる」「これはかっこいい。さまざまな想いがそう思わせる」など、トレノ仕様に歓喜する声が多数見られます。
また、「AE86のツートンカラーは塗装でボディをシャープに見せる凄い技法だったなぁ」「AE86乗ってたけど本当に運転が楽しいクルマだった」など、当時を懐かしむコメントも集まっていました。
日本ユーザーにとって思い出のある1台である人も少なくないことから、今なお多くの反響が集まっている様子がうかがえます。
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GR86 トレノエディションは、2023年冬に860台限定で発売される予定です。