米国ゼネラルモーターズの高級車ブランドであるキャデラックは、SUVタイプの大型EV「リリック」の右ハンドル仕様車をオーストラリアで発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■全長5mの「高級SUV」に右ハンドル仕様!
米国ゼネラルモーターズの高級車ブランドであるキャデラックは2023年11月15日、大型電気自動車(EV)「リリック」の右ハンドル仕様車をオーストラリアで初めて発表しました。
リリックは、キャデラックブランド初のEVとなるラグジュアリーSUVで、本国の米国では2022年に販売が開始されているモデルです。
全長4996mm×全幅1977mm×全高1623mm、ホイールベース3094mmという巨大なボディサイズが特徴の同車は、高度なテクノロジー、高品質なクラフトマンシップ、高いパフォーマンスを実現するため、GMが独自開発したEVプラットフォーム「アルティウム」を用いて開発。
12モジュールで構成された100kWhのバッテリーパックを搭載し、最高出力340馬力・最大トルク440Nmを発揮するとともに、フル充電での航続可能距離は300マイル(約480km)以上という高い実用性も実現しています。
また、キャデラックは思い通りの操縦性と安定性を獲得するため、利便性の高いワンペダルドライビングや、GM独自の次世代回生ブレーキシステム「バリアブル・リジェン・オン・デマンド」技術をリリックに採用。
このシステムとステアリングホイールに備わる感圧パドルによって、ドライバーはリリックの減速スピードや完全な停止を自由に制御することができるといいます。
今回リリックの右ハンドル仕様が発表されたことについて、GMオーストラリア&ニュージーランドのマネージング・ディレクターであるジェス・バーラ氏は以下のようにコメントしています。
「本日はオーストラリアとニュージーランドに、傑作と呼ぶに相応しいクルマの到来を告げる日となりました。
この右ハンドル仕様のリリックは、両市場向に向けに開発された、キャデラックのEV技術を結集させた最初のモデルです」
現在オーストラリアとニュージーランドはEVへの移行期にあり、これはキャデラックにとっても新たなチャンスとなる契機でもあるのです」
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キャデラックは将来的にラインナップ全車を電動化すると表明しており、今回発表されたリリックの右ハンドル仕様はオーストラリアおよびニュージーランド市場で、2025年モデルとして発売される予定です。
また同車は日本市場への導入も予定されており、2025年に発売される見通しです。