トヨタのドイツ法人が、新型「ハイラックスGRスポーツ2」を発表しました。これについてSNSでは、どのような反響が集まっているのでしょうか。
■独トヨタ「ハイラックスGRスポーツ2」発表
トヨタのドイツ法人は2023年10月17日、新型「ハイラックスGRスポーツ2」を発表しました。これに対し、SNSではどのような反響があったのでしょうか。
ハイラックスは、1968年に初代モデルが登場した歴史あるピックアップトラックです。現在は約180の国と地域で販売されるグローバルモデルに成長しました。現行モデルは、2017年9月に約13年ぶりの日本市場復活を果たした8代目です。
ボディサイズは全長5320mm×全幅1900mm×全高1840mm(日本仕様/ダブルキャブ「GRスポーツ」)で、日本国内で展開される車種のなかでは大柄ですが、トヨタが北米などで展開する「タンドラ」(全長5814mm×全幅2030mm×全高1925mm)や「タコマ」(全長5728mm×全1910mm×全高1793mm)といったピックアップトラック群のなかでは比較的コンパクトな位置づけです。
一方、「GRスポーツ」はTOYOTA GAZOO Racingが展開する拡販スポーツモデルです。GRはこのほかにも、「GRヤリス」などのモータースポーツ直系スポーツカーブランド「GR」シリーズや、標準グレードに装着できるGRパーツを展開しています。
今回ドイツで発表された新型ハイラックスGRスポーツ2は、日本やドイツにすでに存在するハイラックスGRスポーツとは異なる「ハイラックスの最上級仕様車」です。
ボディサイズは全長5320mm×全幅2020mm×全高1880mm、ホイールベース3085mmで、全幅を大きく拡大。「ワイドトレッド」プラットフォームを採用しており、通常のハイラックスGRスポーツと比べて高さが40mmアップしたほか、トレッド幅が通常のハイラックスシリーズに対しフロントで135mm、リアで155mm増加し迫力ある外観になっています。
エクステリアは、バンパーとシームレスに統合されたサテンブラックのオーバーフェンダーにより、力強い筋肉質な印象に。フロントバンパーは、アプローチアングルを増加させる形状としており、走破性も高めています。
インテリアは、パドルシフトや赤いセンターストライプ、GRロゴを備えたレザーのステアリングホイールをはじめ、レザーとスエードが組み合わされたフロントスポーツシート、赤いシートベルト、アルミニウムペダル、新しい「テクニカルメッシュ」ダッシュボード、GRスポーツシフトレバーなどが装備され、スポーティな印象を高めています。
パワートレインは、最高出力約204馬力・最大トルク500Nmを発揮する2.8リッターディーゼルエンジンと6速ATを組み合わせています。
この新型ハイラックスGRスポーツ2についてSNSでは、「屋根の後ろに付いてるウィングのような物がメッチャ欲しい」とする声の一方で、「高級感がない」といった意見も。
また、「トヨタは次々と出るな」「納車はいつなんだろう」など次々と新型や新仕様が登場することに言及する投稿や、「もうサーフは作らないのかな?」と、ハイラックスをベースにしたSUVモデルで過去に国内で販売されていた「ハイラックスサーフ」を振り返る人もいました。
新型ハイラックスGRスポーツ2は、2024年上半期に販売が、2024年下半期に納車が始まる予定です。