スバル中国法人は、限定モデル「アウトバック 2.5i AWD ウィルダネス リミテッドエディション アイサイト」を初公開しました。どのような特徴があるのでしょうか。
■空をイメージしたボディカラー「ウィルダネスブルー」採用
スバルの中国法人は2023年11月17日、広州モーターショー2023で「アウトバック(日本名:レガシィ アウトバック)」の限定モデルを世界初公開しました。
アウトバックは、2代目「レガシィ ツーリングワゴン」の最低地上高を上げて、クロスオーバーSUV風のタフなルックスを与えた派生モデルとして1995年に登場。
当初は「レガシィ グランドワゴン」「レガシィ ランカスター」などの名称が与えられていましたが、3代目からは海外市場で用いられたアウトバックの名称に統一されています。
日本国内で2021年10月に登場した現行の6代目は、プラットフォームの一新に加え、最新の1.8リッター水平対向ターボエンジンとリニアトロニックCVTを組み合わせ、スムーズな走行性能を特徴としており、スバルのフラッグシップモデルに位置付けられています。
今回、中国で発表された「アウトバック 2.5i AWD ウィルダネス リミテッドエディション アイサイト」は、多様化するアウトドアニーズに応えるモデルとして登場。
外観は、広い大空をイメージした専用ボディカラー「ウィルダネスブルー」を採用したほか、フロントグリルやテールスポイラー、ドアミラー、18インチアルミホイールなどをブラックとすることで、ワイルドで精悍なスタイリングとしました。
さらに、大型ルーフレールを備えてルーフラックなどを積載することが可能。ルーフは最大318kgまで耐えられる仕様となっており、ルーフテントを載せて大人2名が車上泊しても十分に支えることができます。
また、車内のトランク容量は最大1726リットルまで拡大可能で、汚れたものを載せても手軽お手入れができ、長持ちする素材を使用しているため、アウトドア用品を気兼ねなく積載することができます。
さらに、センサー作動式パワーリヤテールゲートを装備。アウトドア用品などの重い荷物を運ぶ際、テールゲートのSUBARUエンブレムに手やひじを近づけるだけで開けることができます。
インテリアにはブラックナッパレザーシートを装備してラグジュアリー感を際立たせると同時に、Harman Kardonサウンドシステム(12スピーカー)が標準で備わり、コンサートホールのような質の高い音が楽しめるといいます。
パワートレインは、低重心で軽量、コンパクトな構造が特徴の2.5リッター水平対向エンジンを搭載。リニアトロニックCVTとの組み合わせにより、スムーズな走りと低燃費を両立しました。
さらに、シンメトリカルAWDシステムは、走行状況に応じてフロントアクスルとリヤアクスルのトルク配分を自動的に調整し、全輪が理想的な走行状態になるように制御します。
また、2モードの「X-MODE」を搭載することにより、悪路などの走行を容易にしました。
安全装備として、ステレオカメラを備えた新世代の「アイサイト・ドライバーアシスタンスシステム」が搭載されます。
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アウトバック 2.5i AWD ウィルダネス リミテッドエディション アイサイトの中国での価格は32万4800元、日本円で約676万円です。300台限定で販売されます。