2023年11月4日、トヨタのドイツ法人は同社の伝説的なコンパクトカーである「スターレット」の50周年を記念したイベントを開催。ここで特別なカスタムを施した「iQ」を実車展示しました。
■クルマ自体がミラーボールに!? 斬新すぎる「iQ ディスコ」とは
2023年11月4日、トヨタのドイツ法人は同社の伝説的なコンパクトカーである「スターレット」の50周年を記念したイベントを開催。ここで「iQ」に特別なカスタムを施した「iQ ディスコ」を実車展示しました。
その奇抜な見た目から、ユーザーからは多くの反響が寄せられています。
iQは、超小型車でありながら4人の定員を持つ超効率パッケージングが特徴的なコンパクトカーです。
ボディサイズは全長2985mm×全幅1680mm×全高1500mmと、全長は3mを切る小ささ。
専用設計されたトランスミッションでエンジンよりも前輪を前に出し、エアコンのユニットも専用に小型化し、助手席足元の空間を確保。さらに、燃料タンクを床下に格納し、運転席・助手席シートバックの薄型化を図るなどし、4シーターを実現しています。
これほど小さいと安全性の確保も難しくなりますが、後席の乗員を追突事故時に保護する世界初の「リヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」を全車に標準装備するなど、iQの開発には技術の粋が集められました。
そんな甲斐もあってか、iQは2008年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、高い評価を受けます。しかし、このサイズのクルマに4人乗車というのは一般にはあまり理解されず、販売は低迷してしまいました。
そんなiQを1970年代のディスコをコンセプトにカスタマイズしたのが、今回展示されたiQ ディスコです。外装がミラーボールのようになっているだけでなく、ドアが上方に跳ね上がるガルウィング(シザードア)が採用されるほか、特別なサウンドシステムを搭載しています。
iQ ディスコに対し、「こんなiQみたことない!」や、「奇抜だけどかっこいい」「この車に対してハイビームを当ててみたい!」などの様々な意見が集まっていました。