2023年11月20日、ホンダと広州汽車の中国合弁会社「広汽本田汽車」(以下、広汽ホンダ)は、新型「インテグラ」の無限仕様「インテグラ無限コンセプト」を公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ホンダ「インテグラ“無限仕様”」公開
2023年11月20日、ホンダと広州汽車の中国合弁会社「広汽本田汽車」(以下、広汽ホンダ)は、新型「インテグラ」の無限仕様「インテグラ無限コンセプト」を公開しました。
インテグラは、1980年代に初代モデルが誕生し、4代目まで日本でも販売されていたクーペ/セダン(4代目はクーペのみ)。
2021年12月16日に発表された、中国向けの現行インテグラは「シビックセダン」の姉妹車で、北米で2022年にフルモデルチェンジしたアキュラ「インテグラ」とは全く異なるモデルです。ちなみに、日本でも販売される「シビック ハッチバック」の姉妹車となる「インテグラ ハッチバック」も存在しています。
また、ホンダは中国市場で広州汽車との合弁会社である「広汽ホンダ」と東風汽車との合弁会社である「東風ホンダ」の2社からクルマを展開していますが、東風ホンダがシビックセダン(中国仕様)を扱い、広汽ホンダはフロントフェイスを変えるなど差別化した姉妹車のインテグラを取り扱っています。
2021年に先行発売された1.5リッターガソリンターボ搭載の新型インテグラに続き、今回発表された新型「インテグラ(e:HEV)」は、新たにハイブリッドシステムを搭載したモデルです。
ボディサイズは、セダン/ハッチバックモデル共通で、全長4689mm×全幅1802mm×全高1415mm。
パワートレインには、最高出力142馬力・最大トルク182Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒エンジンに、最高出力183馬力・最大トルク315Nmを発揮する2モーターを組み合わせたハイブリッドモデルと、最高出力182馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する「240TURBO」モデルがラインナップされます。
これに組み合わされるトランスミッションは、ハイブリッドモデルではE-CVTのみで、「240TURBO」モデルでは、CVTと6速MTから選択が可能です。
今回そんな“中国のインテグラ”の無限仕様「インテグラ無限コンセプト」が公開されました。無限といえばホンダ車のカスタムパーツなどを開発・製造するM-TECのカスタムパーツブランドです。
純正のインテグラに対し、フロント・サイド・リアのロアスポイラーが追加されるほか、控えめなリアウィングが装備されスポーティな印象を高めています。
公開に際して、お披露目イベントが行われたようで、消費者からは「カッコイイ」「買います」など称賛の声が集まったようです。
価格や、実際の販売がいつになるかなど詳細は公開されていませんが、今後の動向に期待です。