2023年11月23日から26日まで開催された「名古屋モビリティショー2023」にて、ホンダは新型「アコード」の実車展示を行っています。先代モデルの販売終了から約1年半ぶりの復活となりますが、SNSではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
■先代モデルの販売終了から約1年半ぶりに復活…新型アコードの反響は?
ホンダ新型「アコード」は、2023年9月21日にホンダ公式ホームページで先行公開されました。
また同年11月23日から26日まで開催された「名古屋モビリティショー2023」にて、新型アコードの実車展示も行っていますが、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
新型アコードは、国内よりも先に北米での販売がスタートしています。
当初は、一部のファンからは「アメリカでの販売が主となり、国内には展開されないのではないか」など不安の声が上がっていました。
その不安も無事に晴れ、正式に2024年春頃に発売が開始される予定となっています。
現在では、特別先行展示が実施されており、日本全国で11月から2月までの間に各地のディーラーで見られるようになっています。
アコードの初代モデルは1976年に登場し、約40年近くにわたる長い歴史を誇る、ホンダを代表するセダンです。
「人と時代に調和したクルマ」をモットーとして、世界的に活躍を続けるアコードの新型は、従来のモデルよりもよりスポーティなデザインとなりました。
2023年1月からはアメリカやメキシコ、中国などで販売が開始されていたこともあり、海外ファンの多くはアコードのデザインを高く評価しています。
国内仕様のアコードのボディサイズについては、現時点では明確に発表されていませんが、北米仕様車のボディサイズが全長4971mm×全幅1862mm×全高1450mmとなっており、同等のものとなることが予想されます。
ボディサイズは5m近くなっていますが、その走行性能の高さとスポーティな走りには変更がないようです。
特に、搭載する2リッターエンジンに2モーターを組み合わせるハイブリッド「e:HEV」は、システム総合出力204馬力を発揮し、十分な走行性能を味わえることでしょう。
外装はフルLED化を採用した薄型フロントヘッドライト、リアコンビネーションランプが横一文字を採用しているのが、近未来感を演出し、特徴となっています。
堂々とした佇まいと流麗なシルエットがデザインされているため、従来のロー&ワイドなプロポーションを継承し、全体的にスポーティなエクステリアに仕上がっています。
アコードは外観だけでなく、内装や装備もグレードアップしています。現在のホンダライナップのなかで、唯一のセダンということもあり、最上位モデルとしてのこだわりがうかがえます。
内装は統一された水平基調で広い視界を確保しているのに加えて、手に触れやすい車内部分はソフト素材を採用して上質で高級感のある雰囲気です。
開発コンセプトとしても心地よくてくつろげる空間を実現することが目的となっており、運転中もリラックスできるよう、細部まで工夫されています。
また、安全面でも最新技術「ホンダセンシング360」や先進装備も搭載しており、より一層ユーザーの満足度を高めてくれる仕様となっています。
具体的な販売価格などは未発表ですが、新型アコードには最新の安全技術や、先進装備を搭載した点を考慮すると、約500万円強と予想されています。
そんな新型アコードについて、SNSではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
エクステリアについては「アキュラのデザインはかなり好み!」「カッコいい国産セダンを出してくれて嬉しい」など、高く評価されています。
一方で、ボディサイズに対しては「アコードがほぼ5m級か…」「アメリカンなサイズをそのまま日本で運転できるのかな」など大きさを不安視する声も見られます。
そんななか、最も目立っていたのが国産セダンの復活を喜ぶ声です。
近年では、かつてほどセダンの数が減っています。ホンダでも先代アコードがラインナップから姿を消してから、セダンがない状態が続いていました。
そうした中でホンダが新型アコードを日本にも投入することに対して「ホンダらしいな」「いい心意気だ」「セダンを残してくれてよかった」などと、高く評価しているコメントが多く寄せられています。
また「トヨタも『クラウン』セダンを継続させたし、やっぱりセダンの需要はまだまだあるよな」などと、セダンそのものに魅力を感じているユーザーも多い印象です。
前向きなコメントが多く寄せられている新型アコードの発売を、心待ちにしているファンも多いと言えます。
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セダンの需要は全体的に減少傾向にある一方で、セダンに長く乗り続けている根強いユーザーも少なくありません。
実際に新型アコードが発表された後には、販売店にも多くの問い合わせが寄せられていたようです。