トヨタ・アラブ首長国連邦法人の公式ウェブサイトには、2023年8月2日にも初公開された新型「ランドクルーザー70」がすでに掲載されており、注文可能な様子が見られます。中には、日本では公開されていなかった“3ドアモデル”も含まれるようですが、どのようなモデルなのでしょうか。
■えっ? 3ドアモデル公開されてた?
トヨタのアラブ首長国連邦法人の公式WEBサイトには、2023年8月2日にも初公開された新型「ランドクルーザー70」がすでに掲載されており、注文可能な様子が見られます。
中には、日本では公開されていなかった“3ドアモデル”も含まれるようです。
ランドクルーザーシリーズは、今から70年以上前の1951年に、警察予備隊(現・自衛隊)向けに計画された四輪駆動車を起源とする持つ本格SUV。ランドクルーザーシリーズのなかでも、1984年に登場した6代目モデルである70系(通称:ランドクルーザー70)は、日本では2004年に販売が終了していましたが、オーストラリアなど国外では継続して販売。2007年にはフロントフェイスを変更するなどしたマイナーチェンジモデルが誕生しています。
そして、このモデルは、日本でも2014年に30周年を記念し、4ドアバン(76系)に加え国内モデルでは初のピックアップモデル(79系)もあわせて、およそ1年限定で再販されました。
さらに2023年8月2日には、国内で9年ぶりとなるランドクルーザー70の再再販が発表され、新型モデルへと進化するほか、今回は限定モデルではなく、継続販売モデルとして今冬にも登場する予定です。
そんな中、これまでも継続してランドクルーザー70が販売されていたオーストラリアでは、価格や仕様などが発表されており、少しずつ情報が明らかになっていました。
そんなオーストラリア仕様や日本仕様にはない仕様が、アラブ首長国連邦仕様に存在することがわかりました。
アラブ首長国連邦仕様では、ボディタイプとして、日本でも登場するワゴン以外に、シングルキャブ、ダブルキャブの各ピックアップトラックが用意されるほか、他市場ではまだ見られない”3ドアモデル“が用意されます。
3ドアモデルのボディサイズは、全長4235mm×全幅1870 mm×全高1910mmで、ホイールベースは2310mm。5ドアモデルと比較して全長−640mm、ホイールベースは−420mmとなりかなり短くなってるほか、全高も−30mmとなっています。
パワートレインは、日本で用意される最高出力203馬力・最大トルク500Nmを発揮する2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン+6速ATの組み合わせや、オーストラリア仕様に存在する最高出力205馬力・最大トルク430Nmを発揮する4.5リッターV型8気筒ディーゼルエンジン+5速MTの組み合わせではなく、最高出力228馬力・最大トルク360Nm を発揮する4.0リッター直列6気筒ガソリンエンジン+6速ATの組み合わせです。
価格は、16万9900 UAEディルハム(約685万円)。ちなみに、5ドアモデルのアラブ首長国連邦仕様の価格は17万9900 UAEディルハム(約725万円)です。