2023年11月15日にトヨタの欧州法人が発表した小型商用バン「プロエースシティ」マイナーチェンジモデルに対し、国内導入への期待など様々なコメントが寄せられています。
■商用需要のほか「車中泊したい」の声も
2023年11月15日、トヨタの欧州法人は商用車「トヨタプロフェッショナルシリーズ」3モデルそれぞれにフル電動化ラインナップを設定するとともに、各モデルのマイナーチェンジを実施しました。
なかでもエクステリアのデザインをマイナーチェンジした小型商用バン「プロエースシティ」に対し、多くの反響の声が集まっています。
プロエースシティは、トヨタが欧州で提携を結ぶステランティスグループから供給を受けるモデル。
日本でも販売されるプジョー「リフター」/シトロエン「ベルランゴ」/フィアット「ドブロ」などの兄弟車にあたり、欧州で販売される小型クラスの商用バンおよびハイトワゴン・3列シートミニバンです。
2019年より販売を開始し、貨物用途から乗用ワゴンモデルまで幅広く設定しています。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジン仕様などに加え、2021年にはBEV(バッテリーEV:電気自動車)の「プロエースシティ Electric(エレクトリック)」も追加されました。
今回発表された新モデルではプロエースシティ Electricのバッテリー技術を向上させ、航続距離を従来型より50km増加させた330kmのクラストップ性能をマークしています。
またエクステリアデザインを刷新し、すっきりしたフロントマスクに変更。グレードによりフルLEDヘッドライト、アルミホイールなども設定したほか、室内もステアリングホイールデザインを一新しました。
さらにフルデジタルディスプレイや統合ナビゲーションを備えた最新のインフォテインメントシステム、ワイヤレスによるApple CarPlay/Android Auto接続など、最新の車載機能が搭載され、コネクティッド機能も全車種に搭載可能としています。
新型プロエースシティは、今後欧州各地で順次発売される予定ですが、その詳細についてはまだ明らかにされていません。
商用バンモデルのほか、2列シートおよび3列シートの乗用ワゴンモデルも設定されるものとみられます。
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そんな新型プロエースシティに対し、SNSなどにコメントが寄せられています。
多かったのが「日本でも売って欲しい」「次期タウンエースはコレ!」「トヨタの販売店ネットワークで整備できるなら、ベルランゴより良いかも」など、国内導入を希望する声です。
現行型タウンエースはインドネシアのダイハツで製造される「グランマックス」のOEMモデルが輸入されています。
実際のタウンエースユーザーと思われる人からは「タウンエースは造りが良くない」との声もなかには見られ、どうせ輸入するなら、いっそ欧州製が良いと感じている意見も少なくないようです。
また「これで車中泊したい」「アウトドア人気だからウケそう」などのコメントも散見され、「個人ユーザーからも支持を集めるのでは」と予想する声もあります。
前述の通り、国内ではベルランゴやリフター、ドブロの各ワゴンモデルが正規輸入されており、トヨタブランドで導入される可能性は極めて低そうですが、それらとは異なる商用モデルとしてなら望みがあるかもしれません。