ホンダのメキシコ法人は2023年11月23日、コンパクトセダン「シティ」の2024年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ホンダ新型「シティ」発表
ホンダのメキシコ法人は2023年11月23日、コンパクトセダン「シティ」の2024年モデルを発表しました。
ホンダのシティといえば、1981年に発売された初代を思い浮かべる人も多いでしょう。初代シティは「トールボーイ」と呼ばれた斬新なデザインに加え、ターボやカブリオレなどの多彩なバリエーションを展開し、若者を中心に人気を集めました。
しかし、ロー&ワイドなデザインにモデルチェンジした2代目は販売が低迷。1995年に販売終了となりました。
日本国内での販売終了後、シティの名は1996年、新興国向けコンパクトセダンとして復活。現行型は2019年に登場した7代目で、タイやシンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナムなどで、4ドアコンパクトセダン(タイでは5ドアハッチバックもあり)として販売されています。
今回メキシコで発表された新型シティは、この7代目の一部改良モデルです。
2024年モデルはフロントフェイスを一新しました。横フィンタイプだったグリルはメッシュタイプに変更。グレードによってグリルはクロームまたはグロスブラックとなります。
また、バンパー下のエアインテークとフォグランプベゼルの意匠も変更し、高級感とスポーティさを演出しました。
メキシコ仕様のシティは上位から「ツーリング」「プライム」「スポーツ」の3グレードを展開。ボディサイズは全長4560mm×全幅1748mm×全高1477mm。パワートレインは全グレード共通で最高出力119馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター4気筒VTECガソリンエンジンとパドルシフト付CVTを組み合わせます。
スポーツおよびツーリングは、グリル、サイドミラー、ルーフ上のシャークアンテナが光沢のあるブラック仕上げで、よりスポーティな外観。プライムはグリルとドアハンドルはクローム仕上げ、ミラーとアンテナはボディ同一色とし、エレガントな外観となっています。
シートはスポーツとプライムがファブリック、ツーリングは合成皮革。プライムとツーリングは本革巻きステアリングホイールとカップホルダー付きリアセンターアームレストを装備します。
安全装備は全グレードに6エアバッグ、電子ブレーキ分配システム(EBD)付きABS、車両安定性支援(VSA)、タイヤ空気圧モニタリング(TPMS)を装備。最上位グレードのスポーツは先進安全装備「ホンダセンシング」を搭載します。
メキシコ向けシティの2024年モデルはホワイト、グレー、レッド、ブルー、ブラック、シルバーの6色を展開。発売は12月1日です。