2023年11月16日、ミツオカは創業55周年を記念するモデル「M55コンセプト」を世界初公開しました。そのレトロな佇まいから話題沸騰ですが、ベース車は何なのでしょうか。
■話題沸騰のミツオカ「M55」 そのベースはなんなのか?
SNSなどで話題沸騰の光岡「M55コンセプト」ですが、現在東京都内のミツオカ麻布ショールームに展示されています。
ベースとなるのはホンダ「シビック」だと言われますが、M55と比べるとどのような違いがあるのでしょうか。
ミツオカは2023年2月に創業55周年を迎えまています。
ここ最近では、2018年に創業50周年記念モデル「ロックスター」を、2020年にはミツオカ初のSUV「バディ」を発表しました。
さらに2023年で30周年を迎えた「ビュート」の後継モデル「ビュート ストーリー」を発表するなど、様々モデルを展開しています。
そんな中M55は、1968年に創業したミツオカが2023年に55周年を迎えたことを記念して作られました。
2023年11月16日に発表されたM55は、ホンダ「シビック(6速MT車)」ベースとして製作。
ターゲットはミツオカ創業当時に生まれ、同じ世代を歩んできたユーザーだと言います。
デザインはトヨタ「セリカ」や日産「スカイライン(ケンメリ)」、ダッジ「チャレンジャー」といったスポーツモデルを彷彿とさせるエクステリアです。
とくに印象的なフロントデザインはボンネット先端が突出した逆スラントにして、一段奥まった部分に丸目4灯ヘッドライトやメッシュグリルやヘッドライトを配置することで、個性的な佇まいとなっています。
またフェイスチェンジすることで、先進的でスタイリッシュな印象のシビックとは全く別モノの印象を付与しました。
サイドビューでは、レトロさを感じさせるホワイトレタータイヤにブラックホイールを組み合わせています。
また前後フェンダー部分はワイドに広がるような造形になっていることで、シビックよりも存在感があるスタイルに。
リアにはウインドウルーバーやダックテールスポイラーを備えることでどこか懐かしいさのある後ろ姿を印象付けています。
スタイリッシュなシビックとM55のリアビューを比べると全体的に造形が異なることに加えて、リアエンド周りではシビックがボディ同色ナノに対して、M55はメッキで覆いつつ中央をブラックアウトすることで引き締めた後ろ姿となっています。
インテリアは最近のホンダ車で共通する水平基調に加えて、ディスプレイオーディオを配置や、センターから助手席側にかけてメッシュ造形、シフトレバー周りはシビックのままです。
変更点でいえばハンドル中央の「Hマーク」が「MITSUOKA」に変わっていることや、シートが青みがかったレザー表皮(ハトメ加工)となり、ヘッドレストや肩部分にミツオカマークや「MITSUOKA M55 CONCEPT」というエンボス加工が施されています。
このようにベースのシビックとM55では主に見た目の部分で大きく変わっていることが分かりますが、ユーザーからは「見た目が超好みで、シビックとは分からなかった」、「シビックのデザインもいいけど、このデザインのキットがあれば欲しい」、「丸目4灯というだけで好み。ホンダとミツオカのコラボで出ないかな」という声が聞かれました。
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なお発表時には「市販化については予定はない」とアナウンスされていましたが、多くの人から注目されたこともあり担当者は「『市販してほしい』という声も多く、ベースであるシビックの供給体制が整えば、むしろ市販化したい」と語っていました。
そんなM55は、2023年12月16日までミツオカ麻布ショールームにて展示。
その後、2024年1月12日から28日には富山ショールームでの展示を予定しています。