2023年12月4日、トヨタの欧州法人は新型“大型商用バン”「PROACE MAX(プロエース マックス)」をケンシキフォーラムにて発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■トヨタ最大・最上級の新型商用バン「PROACE MAX」登場
2023年12月4日、トヨタの欧州法人は新型“大型商用バン”「PROACE MAX(プロエース マックス)」をケンシキフォーラムにて発表。同モデルの詳細を公開しました。
トヨタはこのモデルによって、欧州で初めて大型商用バンセグメントに参入するといいます。
PROACE(プロエース)シリーズは、トヨタがヨーロッパで販売する商用バン群です。2013年に初代モデルが販売開始され、その後、2016年にはフルモデルチェンジを迎え2代目となり、2020年には新たに電動化された「PROACE EV」が発表されました。
今回発表された新型「PROACE MAX」は、そんなPROACEシリーズの最大・最上位のモデル。商用車らしくホイールベースや全高などを変更する事ができ、合計で6通りの組み合わせの中から用途に合ったサイズを選ぶことができます。
ホイールベースは、3450 mmと4035 mmの2種類、また全長は5413 mm、5998 mm、6363 mmの3種類で、全高は2254 mm、2524 mm、2764 mmの3種類です。
これらの組み合わせにより、10 立方メートルから17立方メートルまでの広々とした荷室容積が得ることが可能で、これはユーロパレット5個分を収納するのに十分な大きさです。
パワートレインは、最高出力271馬力・最大トルク410 Nmのモーターを搭載するBEV(バッテリーEV)と最高出力110馬力から179馬力を発揮するディーゼルエンジンを搭載するディーゼルモデルの2種類。ディーゼルモデルに組み合わされるトランスミッションは、6 速MTもしくは8速ATから選択可能です。
エクステリアは、ユニークなフロントフェイスを中心とした印象的なデザイン。マットブラックのグリルとボディ同色のフロントバンパーにすっきりと広がっています。
インテリアは、堅牢かつ快適なキャビンとなっており、フルデジタルディスプレイやナビゲーション内蔵の最新インフォテインメントシステム、ワイヤレスのApple CarPlayまたはAndroid Auto接続など、最新の車載機器が備わっています。
先進安全装備には、全モデルにToyota Safety Senseを標準搭載しています。
新型PROACE MAXは、ポーランドのグリヴィツェとイタリアのアテッサにあるステランティスの工場で生産される予定で、発売は2024年に行われます。