高級車の集まるオークションサイト「RMサザビーズ」に、トヨタの名車として知られるスポーツカー・レクサス「LFA」が出品されました。
■走行距離はまだ6100km
RMサザビーズは、国内外の様々なスーパーカーやクラシックカーを取り扱うオークショニアです。このサイトに、1台のレクサス「LFA」が登場しました。
発売から10年が経過した今でも、ファンの多いこのスポーツカー。その詳細を追ってみましょう。
トヨタの高級ブランド「レクサス」が産んだ名車として知られているのが、レクサス「LFA」です。
LFAは2010年から2012年にかけて500台が生産されました。ヤマハ発動機と共同開発した4.8リッターのV型10気筒エンジンを搭載。RMサザビーズの説明によると、同等のV8エンジンより小さく、同等のV6エンジンより軽量になっているそうです。
組み合わされているギアは、6速オートメーテッド・シーケンシャル・ギアボックス。これにより、パワートレイン全体で最大560馬力、最大トルク48.9kgf-mを発揮します。
今回オークションに出品されたLFAは、2011年11月に完成した211台目のモデルです。元々は中東市場向けに出荷されたそうです。「Whitest White」という白い塗装を施した左ハンドル車であり、同じタイプの車両は44台しかないといいます。
同車は2013年6月にカタールで最初のオーナー登録を受けました。その後、2021年7月にスイスでオーナー登録をしたそうです。
インテリアは完全なオーダーメイドであり、カーペットやシートはブルーです。そのラグジュアリー感は写真からでも伝わってくるほどです。
走行距離計は6109kmを示しているとのこと。まだ1万kmにも満たず、極上の個体です。
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このLFAは、最終的に65万7500ユーロ(約1億670万円)で落札されました。日本でのLFAの新車価格は3750万円とされており、当時の2倍以上の価格で取り引きされたことになります。
また、2023年に米国のオークションに出品されたLFAも、約1億円で競り落とされています。この辺りから察するに、現在のLFAの相場は最低でも1億円となるようです。