日産のタイ法人はバンコクで11月30日から12月11日まで開催される第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、ファミリー向け3列シートSUV「テラ」を出展しました。
■日産の「タフ顔3列SUV」実車展示
日産のタイ法人は2023年11月29日、バンコクで11月30日から12月11日まで開催される第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、日産の新型車ラインナップを出展しました。
そのなかには、日本未発売の3列シートSUV「テラ」2モデルの姿もありました。
テラは、2018年に登場したファミリー向けのプレミアム3列SUVで、日本では販売されていないモデルですが、タイや中国、インドネシアなど世界各国で展開されています。
ピックアップトラックの「ナバラ」と基本構造を共有しており、本格的な走破性能を有します。
タイで販売されるテラのボディサイズは、全長4890mm×全幅1865mm×全高1865mm。最低地上高は225mmに設定されています。
日産のミッドサイズSUV「エクストレイル」の全長4660mm×全幅1840mm×全高1720mmよりも大きく、トヨタ「ランドクルーザープラド」と同等のサイズです。
2021年にマイナーチェンジを実施し、エクステリアでは大型VモーショングリルとC型4分割LEDヘッドライトを採用したことで、スタイリッシュさとタフ感を併せ持ったデザインを特徴とします。
インテリアは、すべての乗員が快適に過ごせるように配慮された広々とした室内空間を実現しています。
またBOSE製スピーカーを8個備えたサラウンドサウンドシステムや、2列目・3列目の乗客用にルーフ装着の11インチモニターも備えるなど、ファミリーユーザーのニーズに応えます。
パワートレインは、最高出力190馬力・最大トルク450Nmを発揮する2.3リッターツインターボディーゼルエンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは7速ATで、駆動方式は4WDです。
タイ国際モーターエキスポ2023の日産ブースには、2023年3月に追加設定された「テラスポーツ」をベースに「スポーツアクセサリー パッケージ」を装着したモデルをステージ中央に展示しました。
内外装にブラックをあしらい、スポーティかつスタイリッシュな仕立てとしたモデルです。
さらに「ミッドナイトIIパッケージ」やルーフテントなどを搭載したカスタムモデルも展示され、来場者にアピールしました。
タイでのテラスポーツの価格は、155万5000バーツ(約647万円)です。
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日産タイ法人の関口 勲社長は、タイ国際モーターエキスポ2023で、次のように話しました。
「日産は『他社がやらないことをあえてやる』というDNAを原動力に、イノベーションで人々の生活を豊かにしてきました。
10年以上前から電気自動車「リーフ」を製造し、一方でスーパースポーツ「GT-R」も生産します。
また日産独自のe-POWERから将来のEVバッテリー技術まで、常に革新的な様々な取り組みを行っています。
ショーでは、こうした日産のワクワクをユーザーへ身近にお届けします」