2023年11月11日、米KARMA AUTOMOTIVE(カルマオートモーティブ)は、セダンタイプのEV「REVERO」(レヴェーロ)を改良して、2024年第3四半期に米国で発売すると発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■500馬力超え! 新型「REVERO」発売へ
2023年11月11日、米KARMA AUTOMOTIVE(カルマオートモーティブ)は、セダンタイプのEV「REVERO」(レヴェーロ)を改良して、2024年第3四半期に米国で発売すると発表しました。
カルマオートモーティブは、高性能EV「カルマ」を製造・販売していたフィスカーオートモーティブの資産を、中国・万向集団が買収する形で2014年に米国カリフォルニア州に設立したEVメーカーです。
2016年にカルマの後継モデルとしてレヴェーロを発表しました。
レヴェーロは、ピュアEVあるいはBEV(バッテリーEV)と呼ばれるタイプではなく、発電専用エンジンを搭載するレンジエクステンダーEVというタイプです。
給油も充電もできるという点ではPHEVと似ていますが、エンジンはあくまで発電用。直接、駆動に使われることはありません。
システム全体での最高出力は536馬力、最大トルクは959.9Nmを発生します。バッテリー容量は28kWhで、EV航続距離を65マイル(約105km)としています。
残量が少なくなるとエンジンで電力を供給し、航続距離を延長。マルケス・マッキャモン社長は新型レヴェーロについて「最高の航続距離と充電の不安のないドライブを可能にします」とコメントしています。
4ドアセダンという実用的なパッケージながら、抑揚をきかせた流麗なスタイリングも魅力のひとつ。ボディサイズは全長5077mm×全幅2004mm×全高1330mm、ホイールベースは3159mm。アルミスペースフレームにカーボンファイバー製ボディを組み合わせ、車両重量は2287kg。0-60mph(約96.5km)/h加速は4.0秒以内、最高速度は209km/hに達します。
カルマオートモーティブは新型レヴェーロのほか、セダンとしては同社初となるBEV「GYESERA」(ゲサラ)を2024年第4四半期に、バタフライドアのスーパースポーツBEV「KAVEYA」(カヴェヤ)を2025年第4四半期にそれぞれ発売する計画です。