これまでの「センチュリー(セダン)」とは違う新しい「センチュリー(SUVタイプ)」がラインオフしたことを記念して、トヨタは2023年12月7日に「センチュリー総決起大会」を行いました。
■新しいセンチュリー(SUVタイプ)の「総決起大会」が開催された
2023年12月7日にトヨタは「センチュリー総決起大会」を行いました。
これまでの「センチュリー(セダン)」とは違う新しい「センチュリー(SUVタイプ)」ですが、どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタは「これからの時代も期待にお応えし続ける」、新しいショーファーカー目指し、「The Chauffeur」をコンセプトにSUVタイプの新型センチュリーを開発しました。
センチュリーならではの「継承と進化」を考え抜き、品格と快適性、機能性を兼ね備えたモデルです。
そのデザインは、「威風凛然」をテーマに日本の美意識を随所にちりばめた品格のある佇まいです。
室内では、「人中心」の思想で設計された、様々なシーンで活用出来る広さ・機能を兼ね備えた快適な空間を実現しました。
センチュリーにふさわしい静粛性と力強く爽快な走りを両立した3.5リッターV型6気筒エンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたパワートレインを搭載。
またショーファーカーとして後席ユーザーの快適な移動を実現する「REAR COMFORT」モードを設定しています。
そんな新型センチュリーは、センチュリーを熟知したセールス・エンジニアの各「センチュリーマイスター」が在籍する一部のトヨタ車両販売店を通じて、販売されます。
購入にあたっては、販売店の担当マイスターがひとりひとりとコミュニケーションを重ねて、ものづくりの匠が技術の粋を込めた世界で「1台のセンチュリー」を作り上げるプランを用意するとしています。
そんな新型センチュリーの生産は、トヨタの田原工場で2023年10月下旬から行われていると言います。
なお従来の生産ラインは自動化されていることがほとんどですが、センチュリーでは専用組立ラインが存在し、田原工場では「TCCK(TAHARA Century&Craftsman 工房)」タハラ・センチュリー・クラフツマン・工房と呼ばれ、約40名が携わっています。
今回、その田原工場にて「センチュリー総決起大会」が開催されました。
豊田章男会長をはじめ、新型センチュリーを生産する匠などの生産関係者、販売店、サプライヤーなど約150名が出席。
豊田章男会長やトヨタ自動車販売店協会 ・金子直幹理事長、田原工場で生産に関わる匠、販売店マイスターなどが想いを語っていました。
なお総決起大会後に豊田章男会長は「新しいセンチュリーは、色々な企業の社長、ベンチャーの社長などに乗って欲しい。量産メーカーのトヨタ/レクサスとは違いセンチュリーは『選ばれた人が乗れる』、そんな特別なクルマです」と述べています。
そんな新型センチュリーに対してユーザーからは「1台に時間をかけて生産するのはただ凄いとしか言えない」、「磨くだけで時間掛け過ぎな気もするけど、それがセンチュリーなのか」、「セダンもいいけど、新しいセンチュリーも独特な存在感があるな」という声が見られました。
SNSでも納車されたユーザーが投稿するなど、徐々に実車が走り始めているようです。
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そんな新型センチュリーは、従来のトヨタ/レクサスの量産車とは異なる工程で生産されています。
そのひとつとして「磨き」の工程が公開されましたが、普通では気づきにくい樹脂の線なども丁寧に磨き上げるなど、細部までこだわった人の手による作業が行われていました。
1日あたり、2台ほどの生産だといい、まさにハンドメイド、匠の技を結集したジャパンブランドと言えそうです。