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ホンダ新型「最上級ミニバン」2年ぶり復活! 期待高まる新型「オデッセイ」に熱視線! 「黒内装が豪華」「アルヴェルより安い」と関心集まる

くるまのニュース 2023年12月10日 16時10分

ホンダは国内で2021年末に生産終了していた最上級ミニバン「オデッセイ」の販売を再開しました。復活に対しSNSでは早くも様々な意見が寄せられているようです。

■2021年末に一度生産終了したモデルが一部改良を経て再導入!

 ホンダは2023年12月7日、最上級ミニバン「オデッセイ」の一部改良モデルを12月8日より発売します。
 
 2021年末に一度生産終了となっていたモデルの復活とあって、SNSなどには多くのコメントが集まっています。

 1994年、ミニバンブームの先駆けとして登場したオデッセイは、瞬く間に人気のモデルとなりました。

 2013年に登場した5代目は、国内向けオデッセイで初の後席スライドドアを採用し、低床・低重心化による走行性能の向上に加え、先代モデル(4代目)に比べ背を大幅に高めたことで、室内空間も拡大しました。

 さらに質感も向上させ、新たに高級ミニバンとしてのキャラクターを確立したのです。

 その後も2モーターハイブリッド(e:HEV)モデルを追加するなど、たび重なる改良を実施し、2020年11月には内外装のデザインを大幅に変更するマイナーチェンジを行っています。

 ただ翌2021年末に、オデッセイの生産を行ってきたホンダ埼玉製作所 狭山工場が閉鎖されたことから、マイナーチェンジからわずか1年の2021年12月末に突如として生産終了してしまいました。

 生産終了前の2021年には年間2万1148台(月/約1762台平均)を販売しており、不人気車という訳ではなかっただけに、ホンダファンからは復活を望む声があがっていましたが、今回およそ2年ぶりに再導入が始まることになりました。

 新型オデッセイは、国内生産終了後も販売を継続していたホンダの中国合弁会社である広汽本田汽車(広汽ホンダ)が担当する輸入車となります。

 2020年マイナーチェンジモデルをベースに、デザインや快適性、機能面などの改良を図るとともに、新グレード「e:HEV アブソルートEX ブラックエディション」も設定されました。

 なかでも注目されるのは、快適性や機能面での改良です。

 特に後席(2列目シート)は、全タイプにオットマンとリクライニングを電動化し、シートヒーターやセンターテーブル、USBチャージャーなどを備えた豪華なキャプテンシートを新採用し、高級感をアップさせています。

 また先進運転支援機能「ホンダセンシング」は近距離衝突被害軽減ブレーキやオートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加するとともに、フロントカメラの広角化を図り、検知範囲を拡大しました。

 このほか新世代コネクティッド機能「ホンダコネクト」やエレクトリックギアセレクターの採用、フロントグリルを新デザインとするなど、多岐にわたった改良が施されています。

 新型オデッセイの販売価格(消費税込み)は、480万400円から516万4500円です。

■再導入を歓迎する声の一方で「フルモデルチェンジ」を期待する意見も

 そんな新型オデッセイに対し、SNSでは早くも多くの声が寄せられています。

 多く見られるのは、「黒の本革シートがカッコイイ」「2列目シートの電動化は歓迎」「セカンドシート、特等席やん」など、改良によってさらに豪華になったインテリアに対するコメントです。

オットマンとリクライニングを電動化し、シートヒーターやセンターテーブル、USBチャージャーなどを備えた豪華なキャプテンシートを新採用

 また「シフトがボタンになってる!」「シフトが新しくなったね」と、運転席のシフトレバーが指一本で操作できる新装備のエレクトリックギアセレクターに対し反応する声もありました。

 さらに「背の高いミニバンが好きじゃないから(比較的車高が低いオデッセイの)復活は歓迎」という声や、「アルファード/ヴェルファイアがモデルチェンジで価格帯がグンと上がったので、600万円以下で買えるオデッセイは貴重な存在では」と、絶妙な価格設定に注目する声もありました。

 一方で「(2021年末の)最終版との違いがわからないのは俺だけ?」「フルモデルチェンジして欲しかった」と、大きな変化がなかったことを嘆く意見も一定数見られます。

 このほか「今度のオデッセイが中国製でイケるなら、CR-Vも海外製で復活するのはどう」と、現在国内のラインナップがなくなっているミッドサイズSUV「CR-V」の復活を望む声も見られました。

 2024年春にはコンパクトSUV「WR-V」がインドから、ミドルセダン「アコード」がタイからそれぞれ輸入されるなど、ホンダは海外拠点を有効活用して日本のラインナップ充実を図っています。

 今後、中国輸入モデルの事例が今後さらに広がるのかについても注目されます。

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