ホンダのインドネシア法人は2023年12月7日、新型「アコード RS」を発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「アコード RS」発売! エアロパーツ&専用エンブレムを装備
ホンダのインドネシア法人は2023年12月7日、新型「アコード RS」を発売しました。
インドネシアで販売されるホンダ車では、2番目となる2モーターハイブリッド「e:HEV」搭載車だといいます。
アコードは1976年に初代が登場以来、世界累計で2400万台以上を販売するなど、ホンダの主力モデルに位置しています。
インドネシアにおいても1978年から展開されており、8万2000台以上を販売していることから、安定した需要があるモデルだといいます。
現行モデルは11代目で、2022年末に米国で登場。日本においても2024年春の投入が予定されています。
ボディサイズは全長4962mm×全幅1862mm×全高1449mm、ホイールベースは2830mmです。
エクステリアは流麗なクーペスタイルのボディを持ち、フルLEDとなった前後ランプ形状はボディ両端に向かって長く伸びやかなデザインとすることで、高級感を演出。新たなフラッグシップセダンとしての風格を表現しています。
また、フロント・リアバンパーおよびサイドスカート下部はブラックのスポイラーを装備し、さらにトランクにもブラックのダックテールスポイラーを備えています。
フロントグリルやトランクには「RS」バッジが装備するなど、スポーティな装いとなっています。
インテリアは直線基調のインパネに、メッシュ形状のエアコン吹出口を組み合わせ、上質感を演出。ユーザーの好み合わせた色に変更できるアンビエントライトも装備し、プレミアム感を高めています。
シートは赤いステッチを施したブラックレザーで、フロントシートは運転席・助手席ともにパワーシートを装備しました。後席にはエアコン吹出口やサンシェードを装備するなど、リアシートの快適性も高められています。
機能装備では、パノラミックサンルーフやBOSE製12スピーカーシステム、12.3インチのディスプレイオーディオ、ヘッドアップディスプレイを標準で装備。
先進機能としては「ホンダ センシング」を採用し、アダプティブクルーズコントロールや道路逸脱軽減システムなどを搭載することで安全性を向上。
コネクテッドサービス「ホンダ コネクト」にも対応し、インドネシアでは初となるデジタルキー機能を搭載したほか、専用アプリでクルマの確認や機能の操作が可能となっています。
また、インパネ中央には日本仕様車にも採用された「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を装備しており、回して押すという直感的な操作でエアコンやオーディオなどの設定が可能なほか、Googleアシスタントによる音声操作も可能です。
パワートレインには2リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせる e:HEVを搭載し、システム最大出力は207馬力を発揮。インドネシアでは「CR-V」に続く e:HEVモデルとなっています。
インドネシアでの新型アコード RSの価格は9億5990万ルピア(約888万円)に設定されています。
今回の発売に際し、ホンダのインドネシア法人であるPTホンダ・プロスペクト・モーターの取締役社長の清水 光太郎氏は、以下のようにコメントしています。
「インドネシアにおいてアコードは、技術革新を導入しながらホンダ車の最高の走りを提供するフラッグシップセダンモデルとしての役割を担っています。
環境に優しく、コネクティビティをサポートし、すべての道路利用者にとって安全な製品を提供するというホンダのビジョンを具体化したアコードを導入でき、誇りに思います」