いすゞのタイ法人は、バンコクで開催の第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、同社の旗艦SUVである「MU-X」の実車展示を行いました。
■足回りを強化したカスタマイズモデルも出展
いすゞのタイ法人は、バンコクで2023年11月30日から12月11日まで開催の第40回「タイ国際モーターエキスポ2023(以下、モーターエキスポ2023)」に、同社の旗艦SUVである「MU-X(ミューエックス)」を実車展示しました。
標準仕様に加え、カスタマイズを施したモデルなども勢ぞろいし会場を盛り上げました。
MU-Xは、いすゞの3列シートSUV。現行型は2020年10月にタイでデビューした2代目です。
同社のピックアップトラック「D-MAX」のプラットフォームなどをベースに誕生し、グローバルに展開されていますが日本では販売されていません。
ボディサイズは、全長4850mm×全幅1870mm×全高1875mm、ホイールベース2855mm。
日本で販売されるモデルで比較すると、トヨタ「ランドクルーザープラド」に近い大型サイズです。
外観は、堅牢さと上質感を兼ね備えた力強いデザインが特徴。
室内は上質な仕立てで、3列シートがレイアウトされています。
パワートレインは、3リッターディーゼルエンジン(最高出力190馬力)と1.9リッターディーゼルエンジン(最高出力150馬力)の2種類を設定し、トランスミッションは6速ATを組み合わせ、2WD/4WDを用意します。
また先進運転支援機能(ADAS)も充実しており、ステレオカメラとレーダーなどを併用するシステムを用いて、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、踏み間違え抑制機能、全車速対応のアダプティブクルーズコントロールなどが備わります。
また2023年1月には、タイでMU-Xの特別仕様車「PHANTOM COLLECTION(ファントムコレクション)」が設定されました。
グロスブラックの20インチアルミホイールとブラックの内装色を組み合わせたもので、ボディカラーには新色のグレーとホワイトパールを設定しています。
MU-X 特別仕様車 ファントムコレクションの価格は、150万6000バーツ(約615万円)から160万3000バーツ(約655万円)。
通常モデルに対し1万2000バーツ(約5万円)高という買い得な設定となっています。
モーターエキスポ2023では、そんなMU-Xが複数出展されました。
特別仕様車のファントムコレクションなど最新の市販モデルに加え、カスタマイズモデルも登場。
サスペンションをリフトアップし、ブレーキなどを強化して大径ホイールやオフロードタイヤと組み合わせたほか、自転車を搭載したルーフキャリアなどを搭載し、アクティブなユーザーに向けアピールしていました。
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モーターエキスポ2023ではこのほかにも新型ピックアップトラック「D-MAX」も含め、カスタマイズモデルなど合計15台の車両を展示し、ユーザーのあらゆるライフスタイルにマッチする提案を行っていました。