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マツダ「新型ロータリーモデル」ついに登場! 「まさかの復活」に熱視線!? 新型「MX-30 ロータリーEV」実車の反響は?

くるまのニュース 2023年12月12日 21時10分

マツダは2023年11月16日、新型「MX-30(エムエックス サーティー) ロータリーEV」の販売を開始しました。SNSでは実際に試乗した人の声なども含め、早くも多くの意見が集まっていました。

■ロータリーEVの新設定で「MX-30」の3シリーズが完成

 2023年11月16日、マツダは9月より予約受注を受け付けていた新型「MX-30(エムエックス サーティー) ロータリーEV」の販売を正式に開始しました。
 
 販売店にも新型MX-30 ロータリーEVの試乗車が配備され始めたことから、SNSなどでは早くもその評価に関する声が寄せられているようです。

 新型MX-30 ロータリーEVは、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV(電気自動車)として107kmのEV走行距離が可能(WLTCモード・等価EVレンジ)ですが、同社独自技術であるロータリーエンジンを発電に用いるシリーズ式プラグインハイブリッド(PHEV)としても、さらなるロングドライブを可能としています。

 新型MX-30 ロータリーEVのロータリーエンジンは、2012年に生産を終えたRX-8に搭載していた「13B RENESIS」型の654cc×2ロータータイプとは異なり新たに開発された新型「8C-PH」型で、排気量830ccの1ローター式で、最高出力53kWを発生します。

 かつての13B RENESISに比べローター幅は80mmから76mmに縮小されています。

 コンパクトさを生かし、薄型・高出力のジェネレーター、最高出力125kWの高出力モーターを同軸上に一体配置してフロントに搭載します。

 新型MX-30 ロータリーEVでは、EV走行を行いたいときに選択する「EVモード」、ロータリーの発電電力との組み合わせで走行性能を発揮する「ノーマルモード」、そして必要なバッテリー残量を確保しておきたいときに使う「チャージモード」を設定し、乗り方に応じた使い分けが可能です。

 既に先行発売が始まっているマイルドハイブリッド仕様や100%EV仕様とあわせ、これでMX-30は3つのパワートレインラインナップが完成したことになります。

 新型MX-30 ロータリーEVは4つのグレードと特別仕様車「Edition R」をラインナップし、全車がFF(前輪駆動)の設定。

 販売価格(消費税込み)は423万5000円から491万7000円です。

■気にすべきは“ロータリーサウンド”ではなく「パフォーマンス」では

 そんな新型MX-30 ロータリーEVに対し、SNSでは多くの意見が寄せられています。

 まず「ロータリー復活が嬉しい」「どんな音なのか気になる」といった声でした。

MX-30の個性を決定づける観音開きドア(フリースタイルドア)

 それに対し、すでに動画サイトなどでサウンドが公開されており「シングルローターの音は意外と低い」「甲高い音じゃないのね」と、かつてのロータリースポーツカーやレースマシンなどと比較しているコメントが目立ちます。

 しかし一方で「電動モーターが駆動するクルマだから、音よりもパフォーマンスを気にすべき」「(バッテリーを充電するための)緊急的なチャージモードの音だけ切り取っても仕方ない」との冷静な意見も見られました。

 全国の販売店では、すでに新型MX-30ロータリーEVの試乗車配備が始まっており、実際に試乗したという人の声も多く見られます。

 コメントは「めちゃ静か」「滑らかで運転しやすかった」「ロータリーサウンドがかすかに聞こえてきてファン心をくすぐる」など、いずれも興味津々な様子が伝わるものでした。

 また総じて多く見られたのは「他の車種にも展開して欲しい」「CX-30にも載らないかな」といった意見。

 観音開きドアのスペシャリティクーペという個性的なキャラクターを持つMX-30以外にも、より多くの人が楽しめる他モデルへの展開についても大いに期待されるところです。

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